みらいに架ける社会学

副題が「情報・メディアを学ぶ人のために」となっているので読んでみたが、残念ながら期待外れで、多少とも面白かったのは第7章「情報社会と宗教」くらいだった。地域情報化を扱った第10章は、丸田一氏の名前を終始一貫「丸谷一」と書く失礼ぶり、「データの読み方・使い方」を扱った第13章は、「不偏分散」の説明がダメで到底勧められない(Nで割る通常の分散と、Nー1で割る不偏分散との使い分けをきちんと説明しているかどうかは、統計学初歩の入門書・教科書を判定する一つの基準になるとさえ、私は考えている)。
みらいに架ける社会学―情報・メディアを学ぶ人のために