2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

虚飾の愛知万博

愛知万博の批判本。今では忘れられた末広まきこ(元タレント、参院選で万博反対で無所属で当選したが、後に自民党に入る)の話や、プロデューサーをすぐに辞任した堺屋太一の話なども出てくる。愛知万博が(観客数の面から見て一応の)成功を収めた後ではや…

名古屋と金シャチ

タイトルとおり金のシャチホコを話題にした本だが、間延びしたインタビューが多く、井上章一氏の本にしては中身が薄いように感じる。

加古川市、三木市で地域情報化政策の取材。

論理トレーニング 101題

哲学者・野矢茂樹氏の力作。論理に弱い学生のトレーニングにはそれなりには役立つとは思うけれど、中身にはやや疑問。特に、第1章の接続詞のところ、第3章の演繹と推測とを分けるところは、なにか柔らかな文章を無骨な刃物で切り刻もうとするような無神経…

造形数理

造形に関する数学的な話題についての入門書。欠点はやさしい章と難しい章の落差があるところだが、全体としては良書だと思う。特に「都市の数理」がおもしろい。

記憶する都市

うちの学部で2004年に行った国際シンポジウムをまとめたもの。期待しないで読み始めたが、神戸市のこれまで知らなかった面がいくつか指摘してあり、意外と面白かった。もうけもの。 http://www.cla.kobe-u.ac.jp/Sojinka/event/2004/symposium_20041120-…

不完全性定理

野崎昭弘さんの語り口はわかりやすくてよいのだが、それでもゲーデルの定理は難物だ。岩波文庫から出た訳書も買ったので、そちらでも挑戦しよう。

兵庫県、神戸市

今日は近場を取材。兵庫県庁では情報政策課主幹の小山映氏に、神戸市役所では情報推進課主査の手塚得生氏に、地域情報化政策の現状をお伺いする。兵庫県庁では約3年ごとに新しい情報化計画を策定、たいへんに熱心である。神戸市は、今年破綻したキメック(…

安倍内閣の布陣に関する一感想

政治にそれなりに関心を持っているつもりだが「菅義偉」という政治家は知らなかった。ホームページを見たが、当選4回の秘書出身の政治家で、優秀とも思えない。こんな人に総務大臣という大事なポストを任せていいのだろうか。松岡利勝の農水大臣もやめて欲…

テレコム産業の競争と混沌

通信産業は、規制緩和して自由化するだけでよいのか、米国の通信業界に起こった混乱を題材に論じている。もはや移動体通信事業をもたない長距離通信会社は存続が不可能であるといった貴重な指摘が随所に含まれているが、NTT出版がクランドール博士の本を出し…

「不利益分配」社会

著者の高瀬さんの本はこれまで、情報政治学の教科書を読んだだけだったので、どのような政治的スタンスの人かよくわからなっかたが、本書では小気味よいくらいきっぱりと、小泉政権の手法をプラスに評価している(というか、知識人等の小泉批判を反批判して…

メディアの迷走

NHKと朝日新聞の間で2005年に勃発した、「戦時性暴力裁判」番組に政治圧力(安倍晋三、中川昭一の2人による)があったのかという対立に関して、各論者が意見を述べたもの。全体としては、反朝日の論者が多く揃えられていて、やや世論誘導の気が感じられ…

西洋音楽史

かつて同僚だった岡田暁生先生の著作。新書版一冊で西洋音楽についての概略が分かるすごい本。岡田さんが京大に移られたことが(うちの学科にとっては)痛い・・・

現代ヨーロッパ経済

よくまとまった教科書として読んだ。

准の字の怖さ

来年度から助教授の呼び名が准教授になるとのこと。まあ呼び名だけのことであるし、教授を助けるというよりは「教授に准ずる」とする方が、上下関係を連想させないだけいい、ということなのだろう。 それは別にいいのだが、この「准」という字、常用漢字にあ…

きぃきぃ

連休中はひさしぶりにゆっくり休めたが、今日は科研費説明会に動員され、他にも入試関連など人に言えない仕事が山積み。あああ。

飲酒運転

飲酒運転撲滅の機運が高まったのはいいことだが、本気で言っているのだろうか。本気ならいくらでも技術的・法律的方策はあるのに、これまで自動車産業に遠慮していただけなのではないか。私はほとんど酒も飲まないし、ほとんど運転もしないので、ぜひとも本…

教授会、学科会議、さらにさまざまな書類作り・・・学校にいる限り余裕が全くない。泣きたい・・・

学会に出てきた

12日から14日まで、学習院大学で日本社会情報学会(2つあるが合同)に出席。大学院時代の恩師や後輩などと再会。

静岡県御前崎市役所で地域情報化政策の取材。浜松でレンタカーを借りた。原発(風力もある)の立地する電源地帯で、情報化計画の金もその交付金から出ている。そのあと、藤枝、沼津、三島と回る。

シネカノン神戸で、映画「ゆれる」を見る。オダギリジョーの演技も含め、なかなかよかった。木村祐一や蟹江敬三などもいい味出している。テーマは「男兄弟」でそこに、田舎と都会の対立も絡んでくる。

午前中は大学で、非常勤に来ていただいた増田聡氏を出迎える。午後から結婚式。ちゃんとした服装をするのは久方ぶりで、旧友たちとも会えたけれど、いやあ、疲れた。

えっ?

学内でわいせつ撮影、ゼミ紹介で放映…常磐大前学部長 私立常磐大(高木勇夫学長、水戸市)の国際学部長だった男性教授(53)が、同大の構内で女性とのわいせつな行為をビデオ撮影していたことが5日、わかった。 同大は「大学の名誉を傷つけた」として、8…

速いもので

速いもので今年ももう9月・・・

半田市、津市

地域情報化政策の取材で、愛知県の半田市と、三重県の津市へ。 はじめて武豊線に乗った。半田駅を降りて市役所まで歩く途中に、ミツカンの本社工場があった(知らなかった)。