2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

京都観光

ジャン・ラガーヌさんが九州から戻って、京都観光に付き合う。悲田院から、雪舟寺、東福寺、三十三間堂、大徳寺を回る。東福寺の通天橋からの景色はよかった。かえでが多かったから、もみじの頃はなおきれいだろうな。たまたま「特別名宝展」として明兆の作…

他人と深くかかわらずに生きるには

ブックポストに本を返したのに新しい本が借りられず、図書館からの帰りに読むものがなかったから、神戸駅の本屋で買ってしまった文庫本。著者は生物学者だが、彼の研究と持論とがどの程度結びついているのかは不明。他人におせっかいをせず、国家はなるたけ…

あああ

市立図書館に行ったら休館日だった。チックショー。 休むなよ、図書館。

比較の亡霊

アンダーソンの「想像の共同体」は一つのカノン(正典)となり、アンダーソンによれば・・・との枕言葉を付されてあちこちで引用・利用されているが、それは幸福でもあり不幸でもある。人工に膾炙する過程で主張が過度に単純化されてしまったからだ。 本書「…

「強い名古屋」の未来

トヨタ自動車の隆盛、中部国際空港の開港、愛知万博の成功と、関西経済の地盤沈下を尻目に浮上する名古屋・中部経済圏だが、そこに落とし穴はないのか。これは日経の記事を集めたもので、さほど深い分析はないものの、広く取材しており使える本だ。

社会学入門

リニューアルした岩波新書の一冊で、著者は見田宗介氏。最近は著作もあまり書かれていないので休息されているのかと思っていたが、見事に復活を遂げた。「現代社会の理論」と対になり、大学生でも簡単に読める。社会学への熱い思いが伝わってくる。ただ欠点…

Digital Capital

「デジタル・エコノミー」などで知られるドン・タプスコットの著作。ウェブをいかにビジネスで活用するかが主題。手際よくまとめてあるものの、あまり新味は感じない(2000年の著作だからかもしれない)。

山手線が止まったらしい。原因はセメントが漏れて、線路が下から数センチ盛り上がったそうな。私は、あの場所をよく知っている。確かに一車線で、よく車が渋滞していたし、私は自転車でしょっちゅう通ったのだが、怖い思いをした。拡幅するのは当然と言える…

体系的に学ぶ携帯電話のしくみ

分かっているようでよく分からないのが携帯の通話の仕組みだが、この本はわかりやすかった。良書。

私はどちらかと言えば民主党支持だが、昨日の選挙結果には落胆した。なんであんな質の低い候補者をかつぐのだろうか。小泉以上のポピュリズムをしようというのか。若い女性ならなんでもいいのか。

ブログ道

たまにはこんな本も読んでみる。そうか、ブログは性格をはっきりさせなくてはならないのか。困ったな。このブログなんて、書評中心だけど、映画評や展覧会評もあり、身辺雑記あり、政治への意見あり、大学への愚痴あり、あげくパロディや小説もある。どうし…

ラガーヌさんとの対話

今日も朝からラガーヌ教授と付き合う。ラガーヌ氏は、環境市民意識を高めるために、日本で実験的調査をしようとしている。その相談。三宮で昼に寿司を食べ(ラガーヌさんは日本食を好む)、大阪で叔母も含めて話をした。たまに外国の人(特に学者)と話をす…

美術史の七つの顔

小林康夫・東京大学教授を中心とした、顔を扱った美術作品をめぐる論文集。特に若手の論文がおもしろい。扱われているのは、ベラスケス、レンブラント、ピカソ(アヴィニヨンの娘たち)、ディックス、ジャコメッティ、ベイコン、ウォーホル。

来日中のジャン・ラガーヌ氏(プロヴァンス大学准教授)が、四国の「お遍路」から神戸に戻ってきたので出迎え、昼食をともにする。研究打ち合わせ。その後、大学で教授会、及び、ゼミ訪問を受ける。

世界をよくする現代思想入門

南海な現代思想を、「世界をよくする」という分かりやすい切り口から、力技で整理してみせた著作。それでも大学生には難しいかもしれないが・・・巻末に30ページにおよぶブックガイドがついているのも親切だ。

マンダレイ

映画「マンダレイ」を見た。簡略化された独特のセット(舞台的)上で、奴隷制度をめぐる物語が展開する。ヒロインは、綿花農場「マンダレイ」で奴隷的な拘束を受けている黒人たちを自由にしようと奮闘するが、彼らを縛っていた「ママの法律」は、実は黒人自…

『肉体美大全』

伴田良輔氏の訳書であるが、彼自身の著書とスタイルが非常に似ている。つまり、多くの美しいもしくは美しくない写真・イラストによって、活字よりも目で楽しませてくれる本だ。著者のジュリアン・ロビンソンはロンドン生まれのボディ・アート研究家だそうで…

朝から授業、そしてその合間を縫って、たまった仕事を片付ける。ふぇーん。

鹿島市

熊本を出て、鳥栖で長崎本線に乗り換え、佐賀県は鹿島市へ。佐賀県の南部に位置し、「日本三大稲荷」の一つ、祐徳稲荷神社のある鹿島市は、周辺の藤津地区3町(太良町、塩田町、嬉野町)とともに、平成13年度にテレトピア構想のモデル都市として指定を受…

『日本の設計 九州の設計』

西日本新聞社を中心とした九州21世紀委員会が出している報告書の一つで、これは1996年版。

『滅びゆく鹿児島』

ずいぶんと大げさなタイトルだ。中身は、環境、医療、教育、地方自治、農業、そして奄美の各論を、十数人の執筆者が危機感をもってそれぞれ論じている。

かごしま検定

かごしま検定試験を受ける。50問3択で、合格ラインは7割だそうだが、合格したかどうか自信がない。しかし、時間はあまる。90分なんて悪い冗談としか思えん。15分くらいで回答終了。30分の退出可能時刻まで、時間を持て余す。肥薩線経由で、ゆっく…

雨。志布志から車で鹿屋へ。鹿屋スタジオで、NPOが準備中のコミュニティFMを取材。鹿屋だけでなく、志布志や肝属でも準備中で、この3局が「おおすみネットワーク」を構成する。http://www.g-maga.com/fm/ひるめしはとんかつ。夕食は豚しゃぶ。鹿児島東…

日南市、串間市

伊丹から朝早い便で宮崎空港へ飛ぶ。朝余裕を持って家を出たつもりが、阪急十三駅の乗り換えで待たされ、結局ギリギリで駆け込むことになった。中年男が走って搭乗する図はどう観てもかっこ悪い。あはは。 宮崎空港駅から、南宮崎で乗り換え、日南線に乗る。…

『「負けた」教の信者たち ニート・ひきこもり社会論』

斎藤環さんの本はおもしろいし、教えられることも多い。本書もそうである。ただし冒頭の「私は一貫してこの前提に異議を唱え、メディアが「人間」に対していかなる本質的な変化ももたらすことはないと主張し続けてきた」(p.9) との宣言はいかがなものか。こ…

『嗤う日本の「ナショナリズム」』

社情研が生んだ秀才・北田暁大氏の著作。読まなくてはとずっと思ってはいたのだがやっと手に取った。60年代の「あさま山荘事件」、70年代のコピーライターの思想、80年代の「なんクリ」や「元気が出るテレビ」、そして2000年前後の2ちゃんねるを…

授業が昨日から始まりました。昨日は大学院を含め4コマ。今日は1年生の授業1コマ。イントロダクション的な話をする。

Democracies in Flux

タイトルは「変転する民主主義」とでも訳せばいいのかな。ロバート・パットナムが名著『一人でボウリングをする』で、米国におけるソーシャル・キャピタル(社会資本というより人間関係資本)の衰退を指摘したことは、学界に大きな反響を呼び起こした。未読…

あはは akehyonの解析結果 akehyonの82%はかわいさで出来ています akehyonの11%はお菓子で出来ています akehyonの4%は理論で出来ています akehyonの2%は成功の鍵で出来ています akehyonの1%は言葉で出来ています

『<社会>への知:現代社会学の理論と方法』(上下)

数理社会学会が中心となった編纂した、社会学の現状や方法論についての論文集。上巻きは理論が、下巻は経験社会学(実証社会学)が中心。それなりに力作が揃っているが、考え方などはかなりバラバラ。上巻について一言ずつ評すると、盛山和夫「構想としての…