2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

沖縄力検定

沖縄の文化や食、地理、自然、生活についての3択問題が77問収録されている。

伊平屋村

名護のスーパーホテルを出て、運天港へ。さらにフェリーで伊平屋島へ。村役場で地域情報化政策の取材。伊平屋村地域情報化計画をいただけたのはありがたい。レンタサイクルを借りて島を一周してみた。 我喜屋集落の松金ホテルで宿泊。

社会分析

ミネルヴァ書房が昨年から刊行を開始した「叢書・現代社会学」の第一巻。第一部はデカルトなどを導きの糸にしながら方法論を、第二部は実際の具体的な分析を扱う。高田保馬に着目しているのも面白い(が、本当にそれほど偉大なのかは、あまり納得できなかっ…

沖縄出張

神戸空港から那覇へ。糸満市、浦添市、沖縄市で地域情報化政策の取材。 名護のスーパーホテルに宿泊。

シンメトリーの地図帳

「素数の音楽」の著者である数学者・ソートイの新刊。中心となるテーマはシンメトリーだが、それをめぐって話題はあちこちに飛ぶ。エッシャーのだまし絵や、アルハンブラ宮殿の模様、複素平面上での方程式の解の話、そして数学史の裏話など。高度な数式はほ…

さらば雑司ケ谷

雑司が谷というのは私が子どもの頃に育った目白と近く、また中学校もほぼ雑司が谷(千登世橋のそば)だったため、ついタイトルに惹かれて読んでしまった。この小説の中の雑司が谷は、私の知っている雑司が谷とは全く違う異世界。著者自身が「不夜城」や「私…

書物の変

副題は「グーグルベルクの時代」。各所に書かれたエッセイをまとめたものだが、書物の情報化、デジタル化が大きなテーマとなっている。表題作の、冒頭に置かれた「書物の変」が印象に残る。著者が居合わせた1989年のチェコの革命場面が、書物の革命と重ねら…

神々の食

沖縄のおいしい食材をテーマに、日本トランスオーシャン航空の機内誌に連載されたエッセイをまとめたもの。イラブー(蛇)から豚肉、マンゴー、アセロラまで、さまざまな沖縄名物が取り上げられている。

沖縄自転車

私と同年生まれの紀行作家・カベルナリア吉田氏の著作。タイトル通り、沖縄を自転車で走る話なのだが、小離島はともかく、特に広大な沖縄本島を自転車で一周するのはすごい。なんと途中で、おばちゃんの運転する車に後ろから追突され、愛車を損傷するなどと…

高速道路の謎

高速1000円乗り放題政策を称えるような表現が冒頭にあったので、これは困った本かとも思ったが、後の方になるとちゃんと環境問題などへの言及もあり、単に「車に乗れば楽しい」という本ではなくて安心した。首都高の設計上の欠陥(著者は、東京圏と大阪…

沖縄史(というより琉球史)の古典的資料である「球陽」を読み始めたのだが、これは厚くて大変だ。通読するのにどれだけ時間がかかるか分からない。 一つよいことがあった。アマゾンで「ネット検索革命」に五つ星の書評がついている。ありがたい。ネット検索…

大学で面倒な事務仕事をこなしたあと、大阪に向かい、情報通信学会の研究会に出席する。電通の女性が、iPhoneのARアプリケーションであるiButterflyおよび、絵本とiPhoneのコラボというべきPhonebookについて発表。前者は、街中に飛んでいる蝶を捕獲するとい…

通話

ラテンアメリカ文学について、私はあまり読んでいない。ボルヘスの他は、マルケスとリョサの代表作を読んだくらいだ。本書は、1950年生まれのチリの作家(といっても、フランスやスペインに住んだ時代もあるが)であるロベルト・ポラーニョの短編集。登…

グラミンフォンという奇跡

本書の舞台はバングラデシュ。インドの東にある、人口密度の高い貧しい国というのが、大半の日本人の認識ではないだろうか。主人公は、バングラデシュに生まれ、米国に留学して優秀な成績を収めたイクバル・カディーアという人物である。 世銀やベンチャーキ…

今日は卒業証書授与式。 昨晩は大学に泊りこんだ。そのせいか、iPhoneが焼けてチーズのように溶けるという珍妙な夢を見てしまった。ダリの「柔らかい時計」のように。

日本統計史群像

日本の統計学者を概説した書物はこれまで少なかったように思う。本書は月刊「統計」に連載された記事をまとめたもので、政治家、行政官、大学教授など22人が各章ごとに解説されている。必ずしも「貢献」した人ばかりではなく、たとえば森鴎外は、むしろ敵…

原子

初版が1913年に出た、原子論の古典的書物らしいので、ちょっと読んでみたが、中身は数式も多いしなかなか難しい。著者は生前、パリ大学教授を務めていた。

法と経済学

いわゆる「法と経済学」(立法や司法制度などについて、経済学の手法を使って分析する)の入門書だが、とにかく厚くて内容豊富なので、読むのにずいぶんと時間がかかってしまった。596ページからの、「非経済的サンクションは最大限度の金銭的サンクショ…

「週刊新潮」が報じたスキャンダル戦後史

週刊新潮ははっきり言って下品な雑誌だと思うけれども、暴露という点で一定の役割を果たしてはいる。ピンクレディの売り出し資金が東京相互銀行から脅し取った金だったという事実や、鷹司平通(皇室の婿の一人)の不審な死に方、中曽根政治資金スキャンダル…

ビジネス・ツイッター

原題は「Twitterville」だから、「ツイッター村」とでもなるのだろうか。確かに邦訳題のように、ビジネス領域におけるツイッター利用の事例を中心としている。 特に著者の主張は、個人を表に出せ、ということ。であるので、会社のブランドの傘の下で、匿名の…

今日は二つの大きなニュースがあった。グーグルの中国撤退決定と、民主党(というより小沢幹事長)による生方副幹事長解任撤回。前者については、中国政府に悔い改めよと言いたい。後者については、最悪の事態は避けられたものの、後味はあまりよくない。世…

キンドルの衝撃

アマゾンが売り出した電子書籍端末「キンドル」は、すでに米国の読者には広く受け入れられており、その影響も大きい。著者はAP通信記者やTIME誌の特派員などを務めたことのある在米ジャーナリストで、特に新聞社などに与えたインパクトを中心に取材し…

未来志向 10年後を見抜く「統計力」

前著「不透明な時代を見抜く「統計思考力」』の続編という色彩が強い。人口統計や労働統計から、現状および今後を予測するものだが、私が最も納得したのは、地震を扱った第6章。東大地震研究所による、今後30年に首都圏直下型地震が起きる確率が70パー…

使わない部首

たいていの漢和辞典は、康煕事典にならって、部首で漢字を検索する。部首はいわば、漢字のグループ分けだ。「くさかんむり」とか「さんずい」とか「にんべん」といった代表的な部首には、数百の漢字(諸橋なら数千だろうか)が属している。 しかし、中にはほ…

おもろさうし 下

おもろさうしの下巻。上巻と比べて、ややバリエーションが増えてはいるが、それでも大半は支配者を称えることが主題となっている。楽しいのは、現在でも変わらずにある地名が多く出てくること。昔の人は苦労して航海していたのだろうな、などと思う。

社会現象としての科学

ルーマンの「社会の科学」でも援用されていたので読んでみた。原題はあっさりと「About Science」。自然科学と社会科学の両方を学んだバーンズが、科学という営みを解説する。通常の社会では、お金が通貨となっているが、科学においては「認知」(名声)が通…

バナッハ・タルスキーのパラドックス

バナッハ・タルスキーのパラドックスについては、先日読んだ本でも触れていた。本書はそれに特化したものだが、残念ながらこれを読んでも、やはりよく分からない。

日本テレビニュースより 原口総務相、韓国で町おこし成功の村視察 韓国を訪問中の原口総務相が現地時間21日、インターネットを使った特産物の販売などで町おこしに成功したソウル郊外の村を視察した。 原口総務相が訪れたのは人口約220人のボリッコゲ村…

Googleの正体

グーグルを知らない人が初めて読むにはよいかもしれない。あまり専門性はない。

曲線の事典

これはユニークな本だ。事典と名がついているが、引くための小項目事典ではなく、通読用の一般書籍と考えた方がよい。昔の人々がさまざまな作図法やそのための道具を考案していたことが、写真なども使って紹介されている。円錐曲線(いわゆる二次曲線で、放…