2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧
あ、今日は妹の誕生日だった。何もしてやらない。それはさておき、今週末の筑波大学の授業の準備。昨年と基本的には同じだが、パワーポイントのファイルを数箇所修正する。私は普段パワポを使わないので、コマンドを忘れており、面倒だ。パワーポイントがな…
授業3コマと、ゼミと、入試関係業務と、会議とで疲れ果てる。世の中には飢えて苦しんでいる人もいるのだと自分に言い聞かせて耐える。
小谷野敦氏による谷崎潤一郎の評伝。いわゆる「松子神話」の解体など、丹念に事実を掘り下げている点は評価できるが、第14章の女中の話などは不要ではないだろうか。谷崎家の女中の誰が誰かを調べても、あまり意味のあることとは思えないのだが・・・
注目された本だったが、遅ればせながら読んだ。細部には批判やつっこみどころもあるのだろうが、ベックのリスク論、バウマンの流動化論、ライシュの知識労働者論、ヤンミンとマイミン(この学者は知らなかった)の「教育パイプライン論」などをうまく使いな…
大学院入試。朝の8時半から動員される。専門試験や口述試験では、数時間に渡り、休みなく立会い、座っていなくてはならない。そしてその後には会議。しんどい。しんどい。
地理学内には異端(?)的な、ハーヴェイやルフェーヴル、ソジャなどの哲学や社会学に近い領域の一派があるが、そういった系譜の解説書。ベンヤミンや、セルトーといったビッグネーム以外の、ヘーゲルストランド(時間地理学)、クロード・ラフェスタンとい…
土曜日の大学院入試の振替休日。休日手当を出さないための措置(笑)。
100円ショップの安さの秘密はどこにあるのか。多くの人がうすうす感じているように、中国を初めとする人件費の安い国からの輸入品でなりたっている。そのほか、経営面での工夫や、その問題点などを探った著作。中国の義烏市や、タイのプーケー村などの産…
学校で授業、および、たまった校務を片付ける。眼の回るほどの忙しさ。
私はルーマンのよい読者ではなく、5冊ほど読んだが「分かった」と実感できたのは『信頼』ぐらいだった。本書は、これ自体も700ページ近い大部のものだが、ルーマンに関する分かりやすい入門書、と同時に、これまでの日本の学界のルーマン理解がいかに誤…
野々市町役場(以前も駅から遠かったが、移転してさらに遠くなった。建物は立派)、白山市役所(旧松任市役所だが、こちらも非常に立派)、加賀市役所で地域情報化政策に関する取材。野々市町は、金沢のベッドタウンとして人口増加している町。単独で市政施…
金沢市内を観光。昼食時に、ゼミの卒業生の中村君に見つかる。室生犀星記念館に行く途中で迷う。
金沢市内を観光。泉鏡花記念館など。
朝方富山に着く。まずは、廃線が決まっている神岡鉄道に乗りに行く。富山に戻り、黒部市役所、魚津市役所、富山市役所、富山県庁で地域情報化政策に関する取材。その後金沢へ行き、21世紀美術館へ。金沢泊まり。
教科書的な本だから仕方ないのかもしれないが、突っ込み不足で不満が残る。
脳神経学者による、倫理への問題提起。ここでも問題になっているのが、人間の記憶がいかに自分勝手に歪曲されたものかというところ。
シンポジウムをまとめたもの。雑然としていて期待はずれ。
テレビは批判される。数が多いため網羅的に分析することは不可能に近いが、テレビを扱った論説文等を集積してみれば、肯定しているものはむしろ少数であろう。いわゆる「大衆文化論」の中ではテレビを肯定的に捉える場合もあるが、知識人にせよ、政治家にせ…
授業用に書いた短文
日本を代表する社会学者・大澤真幸の、文藝批評的な文章を集めた論文集。宮沢賢治論、三島由紀夫論など読み応えのある論文がそろっている。
<自殺>岐阜県総務部長が首つり 裏金調査メンバーだった 12日午後9時40分ごろ、岐阜県藪田南の岐阜県庁の職員から「総務部長室で人が首を吊っている」と119番通報があった。岐阜市消防本部の消防隊員が駆けつけたところ、県庁5階の同部長室で、同…
下巻も読み終わった。立花隆の創見はあまりないのであろうけれど、莫大な資料を駆使してここまで調べ上げる手腕にはやはり脱帽する。主たる登場人物は、日本のマッカーシーとも言うべき狂信右翼の蓑田胸喜や、美濃部達吉、右翼の国史学者平泉澄、そして東大…
読まなければならない本は山積なのに、ついつい読みたい本に手を伸ばしてしまう。スネークマンショーといったって、若い人は知らないんだろうな。まあネット上にいろいろあるでしょうから検索してください。この辺が私にとっての80年代であり、青春のひとコ…
今夜のメニューはロールキャベツ。寒くなりました。
ちょびちょび読んでいたがなかなか読み終わらない。タイトルは「天皇と東大」となっているが、むしろ重点は東大の方にある(もちろん多少は天皇とも関係するが)。東大をはじめとする高等教育機関に関する、明治期の大学制度論や、学問の自由と政治との軋轢…
2日連続で映画に行くのは久しぶりだなー。ありがたい。神戸アートビレッジセンターで、ソクーロフ監督の「太陽」を見る。出演しているのはほとんど日本人の俳優であるし、舞台も日本(皇居など)のはずなのだが、セピアのような雲海といい、雰囲気になんと…
最後が忠臣蔵のような(?)予定調和になってしまうのは残念だけど、途中はきちんと楽しめた。ま、たまにはこういう御伽噺もいいでしょう。
展覧会のカタログは、通常ISBNもつけられず、添え物扱いされる場合が多い。だが、美術研究や文化研究にとっては、極めて高い価値を持つ。そのことを思い起こさせてくれる一冊。ただ場所を取るので、最近は私もカタログを買わないことの方が多い。反省
実は最近、大学においているホームページが読めなくなっています。理由は簡単で、大学の情報管理センターがサーバーを移転したため。確かに何日か前、ファイルを移転しないと読めなくなるよ、というメールは来ていたが、これまで使ってきたFTPのソフトではだ…
これは大変な力作。副題に「ルーマン社会システム論の射程と限界」とあるように、ルーマンのメディア論の解読および検討が中心であるが、1.1のトロント学派の紹介のところだけでも、トロント学派の全貌はあまり日本語になっていないので価値がある。逆に…