2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

砥峰高原にススキを見に連れて行ってもらいました。 一周約4キロのハイキング。6キロ歩くと、隣の峰山高原に着くそうです。 お昼は焼き鯖寿司とおいなりさん。おやつは播磨屋総本店のぜんざい。満腹です。 ぜんざいに全財産をつぎ込むよ(だじゃれ)。

私事と自己決定

上記の書で扱っているようなことを日本語にすると、「私事」だろうか、本書はその基本書だが、すでの20年前の本なので、おそらく法理はその後進んでいるだろう。性にまつわることばかりでなく、危険を犯す権利や、自殺、服装、ひげなどについても扱われて…

プライヴァシーの権利

この本で扱われている「プライヴァシーの権利」は、いわゆる情報コントロール権ではなく、特に性にまつわる事柄についての自己決定権。フーコーも出てくるが、言及されるのは「監獄の誕生」ではなく「性の歴史」です。

天下りの研究

元・労働省の高級官僚で、現在兵庫県立大准教授の中野雅至氏の著作。残念ながら、天下りのメカニズムや、天下る方と下られる方のどちらがイニシアチブを取っているのかといったことの解明にまでは到っていない(これは不可能かもしれない)が、人事興信録を…

今日は今秋初鍋。寒くなってきました。

名松線よ・・・

毎日新聞ニュースより JR東海:名松線・家城−伊勢奥津間を廃止へ 2009年10月29日 16時32分 更新:10月29日 18時1分 10月の台風18号の影響で一部区間の不通が続いている三重県のJR名松線について、JR東海は29日、同区間を廃止し、バス輸送に切り…

世界の鉄道

2005年に出た本なのでおそらく多少古くなってはいるけれど、世界130国の鉄道事情について概説してくれる楽しい本。例えばネパールは、59キロしか鉄道がない(インド国境近く)。せっかく敷設した鉄路が戦災などで事実上使えない国も多く、きわめて…

きじ馬

義母が熊本の人吉で買って来てくれたお土産。 きじ馬(6号)です。約25センチ。 妻も人吉に行ってきじ馬を作りたいと言っています。

血液のふしぎ

血液について東京医科歯科大学教授が語る。血液検査の各項目の意味について、もう少し詳しい解説が欲しかった。

沖縄「自立」への道を求めて

沖縄の大学に勤める研究者を中心に14人が、沖縄独立に向けた論文を寄稿したものだが、現実的に考えるほど沖縄独立は夢物語に思えてくる。生活水準の低下も辞さないというのであれば、不可能ではないが、県民がそのような選択をすることは考えられないだろ…

天網恢恢

読売新聞ニュースより 結婚詐欺容疑の女、知人男性2人が連続不審死 結婚を装った詐欺容疑などで埼玉県警に逮捕された東京都豊島区の女(34)と交際のあった別の男性2人が、今年5月と8月に一酸化炭素中毒などで相次いで死亡していたことが26日、捜査…

モーセと一神教

たまたまこの本も並行して読んでいた。フロイトによる最晩年の書で、出エジプトのモーセをユダヤ人ではなくエジプト人ではないかとしている。上記の徳永氏も、本書の訳者である渡辺氏による解題も、その説の荒唐無稽さは認めながらも(ほとんど実証になって…

現代思想の断層

大阪大学名誉教授(社会哲学専攻)の徳永恂氏の著作。1章がウェーバー、2章がフロイト、3章がベンヤミン、4章がアドルノという、広い意味でドイツ系の思想家4人を扱う。フロイトは、「モーゼと一神教」を、アドルノについては、ハイデガーとの対比を中…

グーグルが本を殺す

700万冊の書籍をスキャンし利用しようという「グーグル・ブックサーチ」に関して、グーグル側が提示した「和解案」が、非常に身勝手なものであることを主張する。確かに「黙っていてはグーグルの思う壺」かもしれない。

毎日新聞ニュースより <藤井財務相>高速無料化経費「何千億もいるのか」 10月25日19時45分配信 毎日新聞 藤井裕久財務相は25日、フジテレビの報道番組で、国土交通省が10年度予算の概算要求に盛り込んだ高速道路無料化関連経費(6000億円)につい…

大日本字

多摩美大卒の2人がつくった「大日本タイポ組合」の、これまでの活動をまとめたもの。言うなれば文字デザイン、文字遊びの本で、とくにカタカナを組み合わせて漢字にしたり(もともとカタカナは漢字の一部からできているものだが)、さらにはひらがなやアル…

カルチュラル・コンピューティング

メディア・アーティストである土佐尚子氏の著作。土佐氏の作品は、ATRを見学した時に現物(本書では96ページから解説されている「インタラクティブポエム」を見たことがある。谷川俊太郎の詩を素材として、鑑賞者とコンピュータとが「対話」し、コンピ…

自民崩壊の300日

麻生政権の誕生から、衆議院選挙での大敗までの現代史を、読売新聞政治部が描いたもの。特に秘密の情報が披瀝されているわけではないが、ごく近いことなのに、すでにいろいろと忘れていることもあり、それを思いだすのには役に立った。

情報通信の政策分析

2005年に発足した任意団体「情報通信政策研究プログラム」で行われた研究(の一部)をまとめたもの。電気通信普及財団や、データ通信協会などからの資金援助に基づいているということで、やや中立性に疑問は感じるけれど、本書を読む限りにおいては質の…

数検よ、おまえもか

毎日新聞ニュースより <数検>理事長に商標料年3000万円支払い 書類に無記載 10月24日2時31分配信 毎日新聞 「実用数学技能検定(数検)」を行う文部科学省所管の財団法人・日本数学検定協会(東京都葛飾区)が、高田大進吉(たしよし)理事長(64)…

功利主義者の読書術

佐藤優氏が『小説新潮』での連載をまとめたもので、実用書ではない書籍を、いかに役に立つ形で読むかという観点から書かれた書評集。本の選択は哲学書から小説まで含んでいて面白いラインナップだが、例えば石原真理子『ふぞろいな秘密』や酒井順子『負け犬…

映画大臣

ナチス政権時代、宣伝相として権力をふるったヨーゼフ・ゲッペルスの行動を、彼の日記を通して詳しく分析した書。10年がかりだという。ただ、日記といってもプライベートなものというよりは、今のブログと同様に、見られることを意識して書いたもので、都…

朝日新聞ニュースより 「柿」など9字追加、「鷹」は選外 新常用漢字の修正案 2009年10月23日19時32分 「新常用漢字表(仮称)」に関する試案を審議している文化審議会国語分科会の漢字小委員会は23日、試案の修正案を承認した。191字の追加字種候補は…

テクノサイエンス・リスクと社会学

科学社会学の日本での第一人者の一人であり、東大教授である松本三和夫氏の著作。科学社会学に関する理論的問題を追究したもので、SSK(科学知の社会学)とANT(アクター・ネットワーク理論)との論争など、面白くもあるが、「ああでもない、こうでも…

東京劇場

1985年の11月、来日したフェリックス・ガタリが夫人や浅田彰、コリーヌ・ブレらとともに一日かけて東京を横断した際の記録。写真多数。自由ラジオなどに関して緊迫したやりとりが展開される。浅田が蓮實重彦のことを「日本的スノビズムの総本山」と言…

きょうたまたまYouTubeで見つけた作品。保田克史監督。楽しいので貼っておきます。

天下り・・・

「日本郵政」の社長に、元大蔵事務次官の斎藤次郎氏が内定。「天下り」との批判が多いようだ。 私は(これも以前にも書いたが)、「天下り」の完全禁止は不可能だし、また、すべきでもないと思っている。むしろすべきなのは、天下り先の報酬の制限だ。天下り…

ヒッチコックに進路を取れ

映画評論家の山田宏一氏と、イラストレイターの和田誠氏が、ヒッチコックの作品について語り尽くす。それだけで450ページを超える厚い本。まだ見ていない作品がムズムズと見たくなってくる。

コンテンツ産業論

タイトル通りコンテンツ産業に関する論文を集めた論文集。どちらかというと第二部の各論の方がいろいろと教えられた(例えば第10章「家庭用ゲームの「ハリウッド化」、第11章「絵物語空間の進化と深化」など)。

バルカン超特急

先日からヒッチコックの「名作」をDVDでいろいろ見ているけれど、この作品はスパイもので、時代設定にどうにも古臭さが目立ち、「レベッカ」ほどは楽しめなかった。バルカン超特急 [DVD] FRT-035出版社/メーカー: ファーストトレーディング発売日: 2006/1…