2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

日本を滅ぼす教育論議

著者は元文部官僚の大学教授。数日前にも書いたが、やはり文部官僚はバカではない。もし文部官僚と対決しようと思ったら、それ以上の知力を身に付ける必要がある(あ、これは一般論)。 この本はきわめて合理的な考え方で、教育にまつわる不毛な考え方や間違…

どうでもいい「堀江メール」

非難覚悟でホンネを書く。私は、3000万円振り込み事件に全く興味がない。もし、裏でもっと多額の資金が動いているなら別だが、たかが3000万円じゃないか、たかが。国会議員を一人養うと、歳費(1500万円くらいか)や、文章通信交通費(1200…

電波利権

このブログからもリンクを貼らせてもらっているが、著者池田信夫氏の意見は明快で、電波の割り当てを国の規制から解放せよとの主張が、説得力をもって語られている。

へとへと

昨日・今日で二次前期入試が終わりました。へとへとです。

〜割

「〜割引」ていう意味で「〜割」っていう言葉が使われだしたのは、おそらく「学割」からだと思うけれど、最近はやたらに多いですね。航空券だったら「超割」とか「バースデー割」「特割」、ケータイも「家族割」とか「MY割」とか。でもなんか違和感を覚え…

マスコミュニケーションの空間

部屋の片付けを兼ねて、積読本を消化している。これまた、原書は1981年の古い本。おもしろいところもあるけれど・・・

ゼミおよびゼミコンパ。テレビ版「電車男」を見る。

政治とテレビ

もとは1968年に出されたものを、1984年に改版したもの。だから出されている事例が古い。初の党大会テレビ中継(1952年)、ケネディ・ニクソン論争(1960年)、ウォーターゲート事件、最後がカーターとフォードの大統領選挙(1976年)だ…

新旧メディア戦争

ライブドアのフジテレビ買収問題をきっかけにして、企業買収についての基礎知識を述べた本だが、出版もとがソフトバンクであるせいか、孫・北尾へのヨイショが目立つ。すぐ読み終わる。

風雲児たちが巻き起こす携帯電話崩壊の序曲

なんともおどろおどろしい長いタイトルだが、別段中身はおどろおどろしくもなく、特段ショッキングでもない。携帯に代わり得るかもしれないベンチャー企業を取材したもので、逮捕前夜のライブドアも肯定的に描かれている。具体的には、新たに携帯に参入する…

art

その後、銀座の「クリエイション・ギャラリーG8」で行われていた「第4回ニューヨークADC展」へ。広告作品展。ビデオを1時間以上見てしまった。 さらに「ギンザ・グラフィック・ギャラリー」で野田凪展。ハンパンダなど。 http://www.dnp.co.jp/galler…

ゲルマニウムの夜

上野の一角座で、映画「ゲルマニウムの夜」を見る。テーマは罪と許し。主人公の青年「朧」は、人を殺した理由を「神を試すため。神がいるなら、自分を罰せよ」とうそぶき、懺悔を受けた神父を悩ませる。それのみか、予告した罪を同時に「懺悔」して、これか…

工学院大学での研究会に出席。懇親会にも顔を出す。 科学言説研究プロジェクト第2回公開研究会日時:2006年2月19日(日曜) 午後2時〜5時30分場所:工学院大学 新宿キャンパス27階2710共同セミナー室http://www.kogakuin.ac.jp/map/shinjuk…

art

東京都現代美術館へ。「「日本画」から/「日本画」へ」。私はふだんあまり日本画を見ないが、若手が中心のこの展覧会を見て、その意外な面白さに打たれた。松井冬子の幽霊画、町田久美の不気味なイラスト風の作品、天明屋尚の錦絵風絵画など、思いもよらない…

上京

新幹線で上京。品川で降り、原美術館へ。オラファー・エリアソン展。ジェームス・タレルとは違った作風だが、やはり「光の魔術師」と言えるだろう。その後、日暮里に回って三浦悦子展(人形)。夕方は原さん夫妻とカラオケへ。温泉パン、ありがとうございま…

電磁波は無害なのか

タイトル通り電磁波の無害論に疑問を呈した第一章ほか、より抽象的な意味空間、意味の自由を論じた第二章、第三章などからなる。携帯電話の無害論がいつのまにか支配的になっていることに対する警告には、私も同意するし、愛国心を点数評価する動きが実際に…

普段の教授会は水曜ですが、なぜか2月は火曜日。今日も教授会と、大学院の教授会の二つをダブルヘッダーで耐え、その後はゼミです。バレンタインデーですから、大学教員は、学生さんから義理チョコを毎年たくさんもらいます。ありがたいことです(本気チョ…

地震なんか、こわくない2

次の土曜日、彼らは別の会場にきていた。セールスマン「いらっしゃいませ」妻「この新発想の完全耐震って、どういうものなんですか」セールスマン「うちは鉄筋を一本も入れてません」妻「まっ、あぶないじゃないの」セールスマン「このマンションは、柔構造…

修論・卒論発表会

今日は修論・卒論発表会。関係者のみなさん、おつかれさまでした。

右と左の雑種文化

「右」の人はよく左翼の矛盾を口にする。その最大のものが、社会主義とエリート思想(啓蒙主義)の矛盾だろう。平等な社会を実現するために、エリートが先導しなくてはならないという矛盾。確かに20世紀は、その悪い例に事欠かない。ソ連のスターリン、中…

やはり匿名での批判は卑怯だ

批判、中傷の手紙を公開 イラク人質事件の今井さん 2004年4月のイラク人質事件で一時拘束されたフリーライター今井紀明さん(20)=札幌市=が、当時実家に匿名で届いた批判や中傷の手紙類の公開をインターネットのブログ(日記風サイト)で始めた。 …

地震なんか、こわくない

若いサラリーマン夫婦がいるとしよう。夕食が済み、二人でお茶を飲んでいる。 妻「ねえ、週末マンション見に行かない?」 夫「最近は偽装問題とかあるから、今買うのはちょっとな」 妻「ねえねえ、いいのがあるのよ。このチラシ見てよ」 夫「新発想の完全耐…

パリところどころ

神戸アートヴィレッジセンターに、映画「パリところどころ」を見に行く。http://www.zaziefilms.com/paris/いやあ、やっぱり映画はいいなあ、と実感できるお奨め作品。パリを舞台にした六本の短編。第一話の「サンドニ街」は、気の弱そうな皿洗いの若者が、…

センター試験は一日で済まそう

センター試験、今年は試験監督をしないで済んだけど、あれは一日で済ませたほうがいい。まあ聞いてください。 第一時限 国語・外国語(9時ー12時) 第二時限 数学・理科(13時ー16時) 第三時限 社会(16時30分ー18時) 理科は、物理・化学・生…

今日の会話

私「この荷物を、学内便で文学部に送りたいんですが」 事務員「これは大きいな。基本的に、あの黒い袋に入る大きさじゃないと無理です。中身は何ですか」 私「本と書類です」 事務員「何回かに分ければ学内便で送れますよ」 私「(パケット通信かよ!)」

今日読んだ本

井原『日本はなぜ停滞してしまったのか』は、才人をつぶさないような経営を提唱する、改革路線の書。蓮実『ゴダール革命』は、ゴダールの魅力を余すところなく、もしくは、勝手な言葉で解読する。立元『誰がテレビをつまらなくしたのか』は、元NHKディレ…

学校へ。「量子コンピュータ」についての講演が大会議室であり、聞きにゆく。もちろん大半はよく分からないが、なぜ量子コンピュータ開発に多額の予算(政府・民間とも)が割かれるようになったのかという問題は私にも興味深い。もちろん最大の理由は、暗号…