パブリック

実は原書のPublic Partsをキンドルで買って、読まないうちに邦訳が出てしまった。まあこういうことは珍しくはないのだが、もう少し待てばよかったという思いは残る。
本書は、インターネットにおける「パブリック」の価値を強調したもの。理論的に何か深いことが語られているわけではないのだが、共感するところは多い。プライバシーを強調して、みなが有意義な情報をネットに出さなくなってしまったら、その時にはネットの価値は急落するだろうと思う。著者のジェフ・ジャービスは自分の病気なども隠さずに、ブログに書いてきた経緯を持つ。
パブリック 開かれたネットの価値を最大化せよ