2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

動かないコンピュータ

「日経コンピュータ」に連載されていた同名の人気記事を単行本化したもの。企業・組織名が伏せられていることが迫力を殺いではいるが、システム不具合のほとんどが人的な要因であることがよくわかる。

倉橋ヨエコのアルバム「ただいま」を買った(笑)。ただいまアーティスト: 倉橋ヨエコ出版社/メーカー: Babestar/ビクターエンタテインメント発売日: 2005/12/16メディア: CD購入: 4人 クリック: 42回この商品を含むブログ (70件) を見る

今日も入試業務。その後の会議で遅くなる。会議を長引かせようとする人には本当に困る。結婚後、一番帰りが遅くなったかもしれない。

倉橋ヨエコ

倉橋ヨエコの作品にはまる。以前に(確か)resfestで、「盗られ系」のPVを見て衝撃を受けたが、ふと思いたってYouTubeを見てみると、「人間辞めても」「損と嘘」「楯」など、他にも面白くて感動的な作品が多数アップされている。ただで見るだけでは悪いか…

入試業務。そしてゼミ新年会(遅い!)。

東京から考える

東・北田という若手両巨頭?の対談集。都市論の話もそれなりにおもしろかったが、それより第V章でやや唐突な感じででてくるネイション論、世代継承や生殖をめぐる議論が興味深かった。東は、人々が、「観念的ナショナリズム」より「血のナショナリズム」(…

タイトル変更

http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=R0247830となってますが、タイトルは「メディアは透明になるべきか」にさらに変更となりました。

続報

NHKニュースより 大麻栽培で元助教授 再逮捕へ 滋賀県東近江市にある滋賀文化短期大学の元助教授の武村俊一容疑者(44)は、今月4日、甲賀市水口町の駐車場に止めていた自分の車のトランクに、散弾銃1丁と実弾500発を放置していたとして、銃刀法違…

近代芸術家の表象

東大の美術史家、三浦篤教授の著作。「レアリスムの50年代」と「印象派の70年代」にはさまれて特徴の掴みにくい、1860年代パリの画家達の交流や心情を、描かれた作品から活写する。鍵となるのは副題にある通りマネやファンタン=ラトゥールだが、そ…

さようなら、台湾

妻の友人である山田夫妻と新光三越前で待ち合わせ、お茶の名店である「紫藤廬」(http://wistariahouse.com/)に連れていってもらう(写真)。旦那さんは台湾を専攻する研究者(http://www.sal.tohoku.ac.jp/religion/profiles/yamada.html)。10時の開店から…

故宮博物院など

ホテルの朝食は西洋料理中心のバイキングだった。春節(旧正月)のために朝から爆竹の音がする。ホテルを出ようとすると、シンバルや太鼓の音に合わせて、赤と白の獅子舞?が舞っていた(写真)。2人づつ交代しながら中にはいって舞い、時折お菓子を口から…

台北へ

19・20・21日と、数年ぶりに3日間有給休暇をとって、台北を旅行してきました。19日は午後1時15分関空発の便に乗ったのですが、私は姫路に住んでいるので、結局朝早い時間に家を出ざるを得ず、行くだけで一日仕事ですね。利用客の少ない神戸空港…

武村正義に失望した

万引き男は短大助教授、銃の保管義務違反などでも逮捕 滋賀県警甲賀署は4日夜、散弾銃1丁と実弾約500発を車のトランクに積んでいた滋賀文化短期大学助教授武村俊一容疑者(44)(滋賀県湖南市夏見)を、銃刀法違反(保管義務違反)などの現行犯で逮捕…

渋滞学

こちらもおもしろかった。なぜ渋滞現象が生じるのか、理論やシミュレーションから考えていく。ASEPモデルというのが特に興味深い。 著者のホームページも貼っておきます。http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/tknishi/

国マニア

世界のヘンな国、ヘンな地域を分かりやすく解説した良書。地理好きにはたまらない。それだけでなく、国家というもの自体を考え直すきっかけにもなる。

妻に髪を切ってもらい、「ややおもしろい髪型」になる(笑)

心理テストはウソでした

あれ、これも海老庵が勧めていた本だっけ。血液型やロールシャッハ、就職試験で多用されるクレペリン検査などを批判した本。私は実はもともと、「科学的」心理学に馴染めない性質であり、「心理学化する社会」をこころよく思っていないので、多少溜飲は下が…

誇大自己症候群

海老庵に教えてもらった。特殊な犯罪事例をやや強調しすぎている嫌いはあるけれど、書かれていることは常識的なことだ。「物質的に豊か」で、少子化し、かつ競争社会である現代においては、万能感を肥大させた人間が増え、そのことが問題を引き起こしている…

発表会

今日は卒論・修論発表会。おつかれさまでした。

ヒルズ黙示録

ライブドア事件の関連本はかなりの冊数が出ているが、投資事業組合を使った複雑な資金還流システムまで細かく解明しているこの本が一番信頼が置けると私は思う。日本の新聞ジャーナリズムもまだ捨てたものではない。本筋ではないが、金融機関の「飛ばし」で…

知られざる東京権力の謎

タイトルは大仰だが、中身は地に足のついた地味な調査もの。現在の東京都は東京市を「吸収合併」してできたものだが、実際には「東京市」というべきものが、「特別区協議会」という形で残っている。飯田橋駅近くに、宝くじの収益金を主たる原資として建設費…

アート戦略都市

アートを使って街を活性化している事例が、海外のものを中心に紹介される。だが、夕張市のような巨大ハコモノ行政の破綻を眼にすると、いくら積極策を打ってもアートで街が活性化できるのか、こうした楽観的な議論を信じることは難しい。版元が鹿島出版会と…

近刊のおしらせ

もうすぐ次の翻訳書が出ます。原題「窓と鏡」ですが、タイトル変わりました。http://www.nttpub.co.jp/vbook/list/detail/0188.htmlジェイ・ディヴィッド・ボルターは、『ライティング・スペース』asin:4782800878の邦訳が出ているので、日本の読者にもおな…

裁判と社会

法社会学者ダニエル・フット東大教授の著書。「日本人は裁判嫌い」といった、日本の法制度に関する「常識」に疑問符を投げかける。最も興味深かったのは、日本の裁判官の政治性に関する議論。果して日本の裁判官は、自民党を代表とする政治権力におもねって…

国土開発の時代

北海道開発の経緯を解説した本。一般公共事業費の中で北海道のシェアが最も高かったのが1958年で、その後は漸減しているのだが、開発予算そのものは増加している。北海道開発庁は省庁再編でなくなったが、「道庁」と「北海道開発局」との二重行政は解消され…

物語とレヴィナスの「顔」

「テレビの顔」研究に使うために、レヴィナス本はなるべく読むようにしている。レヴィナスの「顔」倫理を、テレビ時代、デジタル映像時代に活用できるかどうかが私の論点。この本は、ある意味でレヴィナスを越える倫理を模索している。

表現と意味

言語哲学者ジョン・サールの論文集。オースティンの概念規定を批判的に検討するなど、細かな論文を集めた。サールの邦訳本はこれまでに、『言語行為』ASIN:4326198753 『志向性』ASIN:4414120527『心・脳・科学』ASIN:4000040677、前2冊はサールの代表作、…

現代日本絵画

著者の本江氏は、国立近代美術館に長く勤めたあと、多摩美大の教授となった美術評論家。時評的文章を集めたものだが、残念ながら、あまりハッとするような指摘がなく、退屈な文章が多い。知らない画家を多数知ることができたという点では有益であった。

搾取される若者たち

著者はまだ若い社会学徒(大学院在学中)で、新書の中でも薄い本だが、読者の興味をひきつける書き方はなかなかのもので、将来の大器を感じさせる傑作だ。なぜ、バイク便のライダーは、ワーカホリックに染まっていくのかという問いを、自分の経験およびイン…

墨攻

久しぶりに映画館で映画を見た。酒見賢一原作の「墨攻」。戦国時代、趙に攻められた小国の梁は城を守るために、墨家の革離を招聘し、軍隊を任せる。革離は軍略を駆使して人望を得るが、嫉妬した梁王は・・・。人間の愚かさを描いた傑作だと私は思ったが、一…