2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

これは間違っている

<高校長自殺>自宅近くの山林で首つり 履修不足の説明会後 30日午後4時ごろ、茨城県大子町左貫の山林で、近くに住む県立佐竹高(常陸太田市)校長、高久裕一郎さん(58)が首をつって死亡しているのを県警大子署員が発見した。自殺とみられる。同校で…

アートナビゲーター検定試験

わざわざ寝屋川まで「アートナビゲーター検定試験」3級を受けに行く。出題範囲は美術全般。問題数150問で7割とればいいらしいが、分からない問題も多く、合格は難しいか。 試験対策に、三浦篤『まなざしのレッスン』と、エーコ『美の歴史』、辻惟雄『日…

今日も学校で学科会議、教授会。そして、科研費申請書類の最終的な提出。一部電子申請になっているのだが、これが使いにくい。相手が研究者だからいいものの、一般相手だったら暴動が起きているかもしれないよ。電子申請の部分も、結局プリントアウトして貼…

山田村の行進曲はインターネット

富山県山田村といえば、希望者全員へのパソコン無料貸与施策など地域情報化の「聖地」のひとつだが、私は今まで取材もしないで来てしまった。本書は1997年出版の、当事者による著書。 一番印象に残ったのは次の個所。 山田村にパソコンが入ってからスパ…

近代とホロコースト

ポーランド生まれの社会学者、ジグムント・バウマンのホロコースト論。合理主義こそがホロコーストを起こしたという指摘は、必ずしも目新しいものではないが、バウマンの論には説得力がある。

やれやれ、大学で教授会。

チェコアニメ

ひさしぶりにKAVC(神戸アートビレッジセンター)へ行って、チェコアニメの短編映画特集を2本見る。

ゲームとしての官僚制

ゲーム理論を用いた、政策決定過程の抽象的分析。議会や官庁といったアクターが、一次元の「政策空間」の中で、少しでも「理想点」に近い政策を実現できるよう、非協力ゲームを繰り広げる(一次元というのが気になるが、多次元では複雑になりすぎるのだろう…

国家論のクリティーク

批判され、その「退場」が論じられる「国家」という概念。しかし、国家を批判しようという試みは、結局はその代替となるものを裏口から導入してしまう・・・。政治学内部における、国家概念をめぐる迷妄を暴こうとした書(ちょっと退屈)。

授業を3コマこなし、夜は、社情研の同窓だった駄場裕司氏と夕食。駄場氏は朝日新聞を辞めてまで大学院に入学してきたが、指導教官のアカハラに遭い、修士のみで外に出た。しかし広島大学でめでたく博士号を授与されたとのこと、おめでとうございます。私も…

東京ディズニーリゾート 暗黒の軌跡

東京ディズニーランドはまだまだ、学生たちの人気は高い。以前、関西大学で1年生向けのオリエンテーション授業をもっていたころ、好きな課題でレポートを書かせると、数人はTDLの話を書いてきた。しかし、光があれば闇もあるのは世の常で、今日はその裏側を…

東京ディズニーランドをつくった男たち

映画館と観客の文化史

あ、こちらも京大系の本だった。 映画学の第一人者である加藤幹郎氏による、初の「映画館論、観客論」。映画を見るというのがどういう事象であるのかを考える上で、「どのように見るのか」というのは欠かせない視点だが、これまでの映画論は作品論に偏り、そ…

メディア社会

むかし社情研の院生室で机を並べたこともある佐藤卓己さんの本(当時、私は院生、佐藤氏は特別研究員)。京都新聞に書いたコラムを中心にまとめたもので、9章50節の、相対的に独立した部分に分かれ、メディアに関する時事的に話題に対し、理論や歴史の面…

今日も業務

入試業務(社会人入試、および3年次編入学入試)のために学校へ。そしてそのあと会議。連休なんぞ関係ない(涙)。

学科会議と教授会。やれやれ。

今日は夏休み明けで久しぶりのゼミ。

近代大阪と都市文化

玉石混淆というか、つまらない論文が多くて失望した。これで6200円なんて・・・(涙)

投票方法と個人主義

フランス革命時等に行われた「発声投票」の歴史を振り返ることで、現在の「秘密投票」の自明性を問い直す専門書。現代であれば、技術進歩のおかげで、もっとさまざまな方法の投票があり得るはずだが、秘密投票自体はほとんど問い直されていない。ここらで考…

授業再開

今日から後期の授業開始です。1限、2限、3限と連続。しんどいですが気合をいれて走り続けなくてはなりません。

貯蓄率ゼロ経済

2020年前後には高齢化などによって家計の貯蓄率がゼロになるとの想定のもとに、そのような際には日本経済は、円安、インフレ、高金利になっていると予測する。概ね首肯できるのだけれど、貯蓄率ゼロというのは、必ずしも貯蓄そのものがゼロになることを…

旧夢前町の「夢前情報センター」(http://www2.yumetv.jp/)で地域情報化政策の取材。旧夢前町は、農水省の地域情報化施策「eむらづくり」のモデル指定を受けた全国でも数少ない自治体のひとつ。難視聴地域であり、ケーブルテレビ事業が大きな柱である。現…

自治体情報化の開拓者たち

月刊LASDECでの連載中から読んでいたが、一冊にまとめてくれたので便利だ。数値評価など徹底的に諦めて(?)、開拓者と言われる情報化推進者へのインタビューだけで構成している。 http://www.kogures.com/hitoshi/opinion/toukou-lasdec/2005-01.html

公共部門の業績評価

公共部門を(できれば数値で)評価することは、喫緊の課題だが、これほど難しいこともない。本書も、予想とおり、あまり見るべき成果はない。残念ながら。特に、市町村合併のところなど、さまざまな要因を指摘して、よくわからないというところで終わってい…

心と認知の情報学

学部生向けの情報学、認知科学の入門書・概説書としてきわめてよくできている。これは良書。