2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

今日もショートショートフィルムフェスティヴァルへ。野球に興味がないので11時の最初のプログラムは行かず、13時のメキシコの回から。15時のNAMIKIBASHIの回にはいきなり会場は超満員、ラーメンズの人気はすごい(作品も、既に見たものも…

ショートショートフィルムフェスティヴァル

大阪はビジネスパークに出かけ、ショートショートフィルムフェスティヴァルin大阪へ。朝の11時から、夜の11時近くまで、6プログラムを連続して見た。http://osaka.eigasai.com/ssff2005/obp.html気に入った作品をいくつか挙げておきます。 和泉理砂『レ…

思考する魚

版画家で小説家でもあった故・池田満寿夫のエッセイ集。分厚いが、小説なども含まれていてサービス満点。おもしろい。

今日は夕方からゼミ。

今泉容子『スクリーンの英文学』

「カンタベリー物語」「モル・フランダーズ」「フランケンシュタイン」「嵐が丘」「オーランド」「時計仕掛けのオレンジ」の6作品について、原作の文学と映画作品とを比較対照して論ずるもの。著者は「英文学史を映画でつづる」という大きなプロジェクトを…

オルテガ『個人と社会』(人と人びと)

オルテガといえば正直、『大衆の反逆』しか読んだことがなく、哲学者のように感じていた。しかし積ん読してあった本書をひもといて、実はオルテガがまさしく社会学者の一人と呼べる存在であることを知った。コントを批判し、独自の社会概念、社会論を展開す…

本田由紀『若者と仕事』

若者の失業率の上昇や「フリーター」の増加という問題を、「学校経由の就職」という制度が実態に合わなくなってきたこと、日本の教育の「職業的意義(レリバンス)」が低い(教育の意義を「職業的意義」「市民的意義」「即自的意義」に三分類している)こと…

またもや・・・

「映像04」を執筆した『文藝年鑑2005』が送られてきた。掲載誌が送られてくるのはいいものだ。文藝年鑑は執筆者を固定させないため、2年サイクルで変更しているので、私は今年で終わりである。それはいいのだが、「メディア」欄の執筆者はあのW教授で…

赤井伸郎+佐藤主光+山下耕治『地方交付税の経済学』

不要なハコモノが次々と作られるなど、なぜ地方財政は悪化するのか、制度上の欠陥と、経済学のモラル・ハザードの観点から解き明かした良著。特に第5章で、一人あたり歳出総額を被説明変数に、行政サービス水準、人口、面積、平均賃金率などを説明変数にし…

貴戸理恵『不登校は終わらない』 いわゆる不登校について、当事者の立場からの発言を主に据えて構成した修士論文。東京シューレとの係争で話題になった。ベンジャミン・フルフォード『日本マスコミ「臆病」の構造』 元フォーブズ日本版アジア太平洋支局長、…

透きとおった迷宮

元NHKプロデューサー、吉田直哉氏の珠玉のエッセイ集。これも積ん読していたのを初めて手に取った。

地域情報化政策の取材で新居浜と丸亀へ。新居浜は約二年前にも行ったが、当時はeまちづくりは始まったばかりでまだ成果を問えない段階だったので、今回はその成果を確かめに。丸亀は初めて。丸亀城の小ささにびっくりした。大きな石垣の上に、ミニチュアの…

リースマン『何のための豊かさ』みすず書房

これも古い本で、今では古典か。原著は1964年だが、個々の論文の発表年はさらに前になる。「脱工業」(post-industrial)と言えば今ではすっかりダニエル・ベルが連想されるが、リースマンは既にこの本の第5章に「脱工業時代のレジャーと仕事」と付けてい…

ゼミでディベート。「オタクは日本経済を救う」という立論は、叩くのは簡単で、賛成側が不利だな。賛成側の戦略としてはオタクの定義を大きく広げる(笑)。

姑獲鳥の夏

京極夏彦原作、実相寺昭雄監督の映画「姑獲鳥の夏」を見に行った。実相寺さんの監督作品、実は好きで、「アリエッタ」や「D坂」も見ているのだが、「D坂」と比べるとちょっと映像の鋭さが欠けているかな。話の筋はやや無理があるように思った。確かに「脳…

道路の経済学 

高速道路建設および道路公団民営化に一石を投ずる一冊。官およびその意を受けた学者たちによる、建設推進のための「甘い予測」を批判、それに代えてより精密な評価基準を提唱する。帯にあるように、アクアラインは値段を下げた方が、はるかに効用が上がると…

やっと出る。http://books.yahoo.co.jp/book_detail/r0139006

Ambient Television

タイトルを訳すと『環境テレビ』か。例えば店頭、待合室といったところに設置されているテレビの文化的意味を問う、ちょっと珍しい主題の本。著者はニューヨーク大学の映画研究の助教授で、写真のみならず自筆のイラストが多数収録されているのが楽しい。

まさか・・・

これ、まさかW教授やA教授じゃないよね。 腕や太ももさわったと提訴 同大教授らに1000万円の損害賠償求め 同志社大大学院の教授からセクハラ行為を受け、大学も適切な対応を怠ったため大学院に通えなくなり、修了期間が延びたなどとして、文学研究科の女子…

臼杵・佐伯

地域情報化政策の取材で臼杵と佐伯へ。臼杵はうまく補助金を活用し、ケーブルテレビや、地域イントラ、「サーラ・デ・うすき」などを作った。佐伯市は広域合併直後。ケーブルテレビの統合などが課題。帰りに別府温泉(明礬温泉)に立ち寄る。往復はフェリー…

ホッとする

昨日で前期の授業は、一応終了しました。もちろんこの後も、課題発表会や成績評価があり、またゼミは続けますし、会議も多数あるので、休みとまではいきませんが、でも一段落でホッとしています。ゼミ生の就職活動のことが気がかりです。

次回のゼミで、えびあんに倣って、実験的にディベートをやってみることにした。私のゼミでは初の試み。・知的財産権を強化すべきか否か ・国家が映像産業の振興を行うべきか ・萌え産業は日本経済を救うかどれも似たような論題ではあるけれど、さて、どうな…

情報社会のテロと祭祀

情報社会と標題に入ってはいるが、1978年(約30年前)に出た古い本で、ISBNもついていない。しかし中身はいろいろな意味でおもしろかった。著者は「悪の論理」などで知られる、地政学の倉前盛通(あ、反共思想家か)。出版社は創拓社。 日本人は素朴な…

中国・四国

大明堂の廃業以来、この本の版元の朝倉書店は、地理学書を多く出してくれる出版社としてますます貴重な存在となった。 さて本書は、全10巻の『日本の地誌』シリーズの、第1回配本である。B5版で約630ページ、十分楽しませてもらった。ただ疑問が残っ…

Crazy Like a Fox

「メディア王」マードックの保守派のテレビ局FOXの内幕を描く。FOXだけでなく、CNNやMSNBCなどの情報も豊富でためになった。著者はロサンゼルス・タイムスの記者。

気が滅入る

週刊新潮に、同志社大学社会学部メディア学科のW教授のスキャンダルが載る。授業中にアダルトビデオを見せたらしい。それ自体は必ずしも悪いことではないと私は思うが、扱い方が問題で、例えばポルノの政治学を考える教材としてならまさに必要なことだけれ…

倫理学のフロンティアの一冊である『表現の』を読んだ。だが枚数の限界のためか、どれも食い足りない。特にダン・オーべり氏の論文「顔をめぐる政治と倫理」は、私がここ数年興味を持っている「テレビ上の顔」の問題を扱っているのに、話の初めだけで終わっ…

郵政民営化

郵政民営化関連法案が衆議院を僅差で通過。これは避けて通れないことだと思うのだが、反対する民主党、そして造反議員もどうかと思う。大事なのは郵便事業よりも、郵貯の問題。特殊法人などにジャブジャブお金が流れない仕組みを作ること。 とはいえ、それは…

公共サービスと民間委託

仕事絡み。興味があるのは第7章「高度情報化と地域公共サービス」。

会議のために、土砂降りの雨の中を大学へ。靴下とかぐしょぐしょ(涙)。