2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

さっさと引越し

約10年住んだ神戸市内水道筋の1Kの下宿を出て、広い郊外の住居へ引っ越す。新快速で通勤することになる。家賃は78000円から115500円に挙がるが、スペースは3倍以上になる。もし敷金・礼金という制度がなければもうちょっと頻繁に引越しをし…

欲望のオブジェ

デザイン史の文献といっていいだろう。ウェッジウッドや家電、オフィス器具などを例に取り、社会的な観点を含めて豊かに論じられている。

未来派

タイトル通り、マリネッティを中心とした未来派の概説書。未来派というとファシズムへの接近が常に問題となるが、その関係はさほど単純なものではないことがよくわかった。ムソリーニだって、イメージとは違って、けっこうなインテリなのである。

吉本隆明『カール・マルクス』

こんな本までが文庫で読めることは大きな驚きであり、喜びだ。私は吉本の本はほぼ全部読んだけれど、これは読んでいなかった。

荒井一博『信頼と自由』

著者はゲーム論等を専攻する経済学者であるが、本書の枠組みはごく単純である。(いわゆる)自由主義経済学イデオロギーを批判し、囚人のジレンマの観点から(全体ほぼこの枠組み一つで押し切っている!)、私利私欲の追求がそのままでは公益につながらない…

私は株は「マイナス・サム」ゲームだと思う

アサヒ・コムより 日経社員を近く強制捜査 インサイダー取引容疑 2006年07月25日06時16分 日本経済新聞東京本社広告局の男性社員(31)によるインサイダー取引問題で、この社員が、証券会社数社に開設したインターネット取引の口座で、不正な株売買を繰り…

そうですか

私大定員割れ40% 地域・規模、二極化進む 今春の入試で、入学者数が定員より少なくなって定員割れした私立4年制大学が222校に達し、定員割れ率は40.4%となったことが24日、日本私立学校振興・共済事業団がまとめた平成18年度入学志願動向の…

松阪市、伊勢市、鳥羽市、志摩市

地域情報化政策の取材で三重県へ。詳細はまたあとで。

アメリカン・エスタブリッシュメント

さほど大部の本ではないが、中身は非常に濃く、充実している。アメリカの支配層が一体どんな人たちで、何を考えているのか。これまで、「東部エスタブリッシュメント」という言い方でなされることが多かったけれど、著者の越智氏は、むしろ東部から各地域へ…

やりきれない

朝でがけに朝食をとりながらついワイドショーを見てしまうのだが、畠山鈴香容疑者の事件はやりきれない。日本は豊かというけれど、あれほど貧しい人生があるだろうか。しかし貧しいとはいっても、金をやればいいというものではないのだ。生活保護を受け、立…

これはすごい

信州大:助教授、論文盗作や業績ねつ造したと懲戒免に 信州大教育学部(長野市)の男性助教授(教育学専攻)が、論文の一部盗作や、業績をねつ造したとして同大学から懲戒免職処分を受けていたことが18日、分かった。助教授は大学側に異議を申し立てている…

長岡京市

長岡京市で地域情報化政策の取材。雨。市役所そばにあるそば屋で天そばを頼んだら、信じられないくらいのまずさ。ベチャッとしていて、家でする天ぷらでもあれほどまずくは作れない。チックショー。さらに、帰りにわざわざ長岡京市立図書館に行ったら休みだ…

私の愛した地球博

リベルタ出版からいただきました。ありがとうございます。

大阪へ

大阪市立美術館で「プラド美術館」展。その後、ヨドバシ梅田などへ行く。両者とも人の多さにびつくり。

遺伝子「不平等」社会

リバタリアン生物学者の池田清彦氏を中心に、5人の論者が対論・対談を行っている本。問題は深刻だが、中身は薄いというか、ゆるい。なんでこんな本がちゃっかり出てしまったんだろう。特別な事情でもあったのだろうか。

近代京都の改造

1900年から1918年に行われた京都の都市政策に関する論文集。特におもしろかったのは、京都電気鉄道(京電)が京都市の交通行政に翻弄されるさまを描いた第六章。

建築の書物/都市の書物

1999年に出版された、INAXのREADINGSシリーズの第一巻。タイトル通り、広い意味で建築や都市に関する多数の有益な書物(および映画、音楽、写真など)が紹介されている。これを読んで、読んでみたいと思うような書物が増えてしまった。

少子化対策・試論

今日の思いつき。 貧しい農業国では、子供の教育にかかるコストは小さいし、すぐに働いてもくれるが、先進国では、子供を持つことは既に、経済的には引き合わない。子供は単なる「ペット」ととして需要されているだけである。とすれば、少子化対策には「ペッ…

TVのチカラ

打ち切りか・・・ 人気番組「TVのチカラ」が打ち切り テレビ朝日の人気情報番組「奇跡の扉 TVのチカラ」(原則として隔週月曜後7・00〜)が9月いっぱいで打ち切りとなることが11日、分かった。行方不明者を捜すコーナーが人気で、過去には誘拐事件…

初めて大阪市立中央図書館へ行き、大阪の地域資料をあさる。場所はやや不便だが、大きくて立派。但し神戸市民には貸し出しはしてくれない。1日で10冊くらい速読した。

イタリアのアヴァンギャルド

前半は未来派のマリネッティを中心に、後半は劇作家・小説家のピランデルロを中心に論じたもの。ピランデルロについては、日本語で書かれたものはほとんどなく、初めて知ることが多かった。

七夕か・・・教授会・学科会議などのつまらない会議をはしごしているうちに過ぎてしまったよ。

Media Student's Book

カーディフ大学の教授などが書いた、メディアを学ぶ学生向けの教科書。400ページを越す大著だが、分かりやすく、すっと読め、内容も大変充実している。ただ事例はほとんどイギリスのものなので、日本では(翻訳しても)使えないだろう。巻末の用語集は残念な…

授業、ゼミ、そしてセミコンパと、激しい一日。

郵政攻防

小泉内閣の郵政民営化問題を扱った類書は多いが、いまのところこの本がベストではないだろうか。著者は朝日新聞の記者。特に反対派の妄想(例えば、郵政は米国の要求通りだ、とするものなど)をきちんと事実に基づいて批判していて気持ちがいい。朝日新聞は…

官庁セクショナリズム

セクショナリズムは必ずしも「諸悪の根源」ではない、とする立場からの、今村都南雄氏の著作。だが理論的に深いわけでもなく、かといって詳細な実証があるわけでもなく、なんとなく中身が薄い。幻影を批判しているような感じである。東大出版会のレベルは落…