2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

日本顔学会

ATR(関西学研都市)で行われている日本顔学会へ。http://www2.mis.atr.jp/kao2005/大阪大学の石黒浩教授の、アンドロイドに関する講演がすばらしかった。当時4歳の娘さんから型取りしてアンドロイドを作るなど、研究者の家族も楽ではないな(奥さんもビ…

インターネットは「僕ら」を幸せにしたか?

情報社会の問題性を告発する類書は多数あるが、まっとうな問題意識を元に極めて平易に書かれており、活字嫌いの学生さんにもお奨めできる。著者はジャーナリスト。

また明石東宝で成瀬巳喜男監督の「女が階段を上る時」「流れる」を見る。前者高峰秀子演じる、銀座のクラブのママが主人公。彼女は夫の死後、スカウトされて水商売に入ったのだが、次々と困難が襲いかかる(やや黒皮の手帳を思わせる)。深刻なのに、男に二…

Remediation

タイトルのRemediationは、通常は「改良」といった意味だが、著者たちはこの言葉を「media」に重点を置いた読み方(Re-media-tion)をし、新しいメディアが既存のメディアを変容させてゆくさまを表す言葉としている。第一部の「理論」、第二部の「メディア」…

地域情報化政策の取材で島根県へ。久しぶりに詳しく書こうかな。 三宮から夜行バス「ポートレイク」に乗り、朝6時に出雲市駅に着く。山陰本線に乗って仁万駅に8時前に着く。途中高校生などが乗ってきた。町営温泉(兼福祉施設)の「びしゃもん」に行ったが…

大学院入試

大学院入試です。いやもう入試となると、出題から試験監督から面接から採点から会議から、ありとあらゆる仕事がふりかかってきます。やれやれです。神戸新聞の25面(文化欄)に、先日のインタビュー記事が載った。予期していたことだが、約1時間も話して…

Peace,War,and Computers

コンピュータ社会における戦争論。おもしろいのは、第6章が「他の手段における政治としてのアート」と題されていて、整形手術パフォーマーのオルランなどにも言及されている。著者のグレイは、NASAのフェローなども勤めた、「サイボーグ・ハンドブック…

 めし 浮雲

明石東宝で、成瀬巳喜男監督の「めし」「浮雲」を見る。恥ずかしながら、成瀬作品を見るのは初めて。「めし」の主演は原節子。正直言って、原節子ってそんなにきれいかな?話がじれったいのでうっかり結末部分で寝てしまった。「浮雲」の方が傑作だと思う。…

Suspensions of Perception

マネやスーラ、セザンヌの絵を主たる素材に、近代における視覚・認識の特徴や変容を描いた、クレーリーの大部の著書。やっと読み終わったら、これも邦訳が出ました。よく分からなかったところもあるので、もう一度日本語で読んでみよう。

なんでもあり

日曜日の順位急上昇は、大朝日に書評が出たためと分かった。不覚だった。もう何があっても驚かないぞ、1位になっても(嘘)http://book.asahi.com/review/TKY200509200260.html

小豆島を歩く

朝食後にゼミ合宿は解散し自由行動にする。私は歩いて土庄町役場から池田町役場、内海町役場を回り、地域情報化政策について取材するが、目立った成果なし。地域情報化に消極的だということだけが分かった。途中うどん屋で昼食、「つくだにアイス」なるもの…

ゼミ合宿

初のゼミ合宿。これまで何度も話は出ていたが、実現しなかった。場所は小豆島。姫路港から福田港へ。連休最終日のためか、帰りの便には人が相当数並んでいた。 夕食前にはディベート、夕食後は卒論の中間発表。(一人を除き)充実していたと思う。* * *思…

こわいこわい

私は自称・小説家だし(笑)、変態的心理に関しては理解ある方だと思うが、実際にネクロフィリアの事件が起こると、やっぱりこわい。こないだの「窒息マニア」の事件も怖かったが。岡崎市役所にももちろん、地域情報化政策の取材で行ったことがあります。 元…

ヒッチコック『裏窓』

ヒッチコック関係は文献・論文とも量が多く、読むのがなかなか大変だが、この本はコンパクトながら、映画『裏窓』に秘められた意味を大胆に読み解いている。

大学で科研費の説明会。3時間座っているのはきつい。その後、ゼミ。ゼミ生がお菓子を持ってきてくれる。あ、お菓子の名前を忘れた。越前大野のいもきんつば(?)と、何とかクラゲ(笑)。

ひとごとじゃない

うちのすぐ近所に、水道筋商店街というのがあり、その一部に畑原市場があるのですが、昨晩の深夜に暴走事件があったそうです。 【2005年9月15日】 市場を車暴走、男女3人逃走──神戸・灘区、19店のシャッター破壊 市場内を暴走した乗用車に壊された商店のシ…

社会情報学フェアへ

12,13,14日と三日間、京都大学の社会情報学フェアへ。二つの「日本社会情報学会」(JASIとJSIS)、京都大学の情報学拠点COE、などの組織が集まって、研究発表、シンポジウム、ワークショップなどを行った。研究発表の時間がかなり重なっ…

自民圧勝の驚き

自民党が勝つのだろうとは思っていたが、これほどとは予想外。しかも、石井一まで新人自民党候補に惨敗してしまった。300議席は取りすぎである。民主党は壊滅的だが、小選挙区制度とはこのようにブレの激しいものだから、壊党しなければまだチャンスもあ…

パトリス・フリッシーの主著も邦訳が出たのか・・・私はフランス語には自信がないのでSAGEから 出ている英訳で読んだのですが。

投票を済ませたあと、研究室へ。部屋の片づけをしながら、開票速報をゆっくりと楽しむつもり。

佐々木基一の映像論を、電車の中で読む。いまだに古びていない所もあり、使える。 神戸に戻る途中で浜松に立ち寄って、八百徳でうなぎ茶漬け。ちょっとした贅沢。

品川の原美術館へ。やなぎみわ展。シンディー・シャーマンが一時期ホラー的な作品を作っていたけど、やなぎさんもそっちの方向に行くのだろうか(もちろん作風はかなり違うが)。

東京都写真美術館へ。

ヒッジョーに、キビシーー

某編集者と次の著書の相談。でも初版部数はこれまでよりも厳しい、少部数になる模様。もはやマスメディアとはいえませんね、学術図書の出版は。

会議2つとゼミでした。今日はちょっと楽しいニュース。 地図記号のデザインを公募 「老人ホーム」と「風車」 国土地理院は7日、地図記号として新たに設ける「老人ホーム」と「風力発電用風車」のデザインを、全国の小中学生から公募すると発表した。 地図…

情報公開法に関する本を2冊読む。が、つまらない。なにか、議論が瑣末な方へと流れている感じがする(必要なことではあるのだろうが)。やっぱり自分は法学には向いていない。

文学界10月号にも書評が載った(青土社の宮田さんより連絡)。読者数は少ないとしても、ありがたや。評者は評論家の山形浩生氏。http://www.bunshun.co.jp/mag/bungakukai/index.htm

テレビのエコーグラフィー

当ブログでおなじみのH(はら)さんの新刊が出てます。さあ、みんなで買って順位を3ケタにして気絶させよう。2ケタになったらどうなるのでしょ。

台風にも負けず、香川県庁とさぬき市へ。地域情報化政策の取材。 香川県は自覚的に、情報化で目立たない政策を取っている。既にコストが下がり、安全性が確認された技術をあとから導入する。一部の市町村にはそれが不満(『県は何もしてくれない』)のようだ…

日経のチカラ

日経に『表現の自由vs知的財産権』の書評が載った。訳書8冊目にして初めてである。アマゾンで順位を見ると、昨日までの5ケタから3ケタに急上昇(!)、「人文・思想」ジャンルではベストセラーの30位台に入っている。すごいな、日経のチカラ。 この十年…