2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

遺伝子改造

タイトルに引かれて買ってしまった。金森さんは、サイエンス・ウォーズに関する名著を書いた科学史家。 中身はタイトルから分かるように、遺伝子を改造できる時代になったとして、それをしてもよいのかどうかを哲学的な観点から考察するもの。だが物足りない…

愛玩ロボット

ええ、うちも買いましたのよ。話題のペット・ロボット。ついついセールスマンに乗せられてしまいまして・・・。ええ、犬なのか、猫なのか、猿なのかよく分からないのですが。それが、非常に手間がかかるの。ホントに。ペット・ロボットといったら、普通は楽…

久しぶりに短編小説を思いついた。

最近話題になっている違法建築問題について。 姉歯さんには罰として、自分が書類を偽造したマンションに「禁錮刑」というのはどうだろう。うっかり出てくると口封じのために殺し屋に狙われるから危ない。 ところで、死者を鞭打つのは美風に反するが、この件…

resfest2005

というわけで、11時半から夜の9時頃まで、6つのプログラムを続けざまに見た。椅子は堅く、腰が痛くなった。作品の質自体は、昨年と比べて落ちていないと思うが、ハコが小さくなっているのは情けない。前年のなんばHATCHは、相当大きな会場だったか…

夜行バスで新宿から京都へ。7時ころに京都駅に着き、烏丸通りをあるいて北上。三条通り沿いの三井ガーデンホテルで朝食バイキング。そのままロビーで読書。11時前までのんびり過ごし、アートコンプレックス1928へ。resfest2005の最終日なのである。

「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか

筑波出身の大塚英志氏の本。つくばエクスプレスの中で読んだ。一言で言えば、アニメに対して国家が援助するのを止めろ、という本。説得力はあるのだが、途中データの読み方がやや牽強付会なのが気になった。

筑波大学で集中講義

初めてつくばエクスプレスに乗った。筑波大学で集中講義「映像文化論」。大教室だが、神戸大学以上に学生はおとなしい。 筑波に来るのは2度目のはずだが、前回は車で通っただけなので、実質的には初めて。ちょっと早く着いたので駅から歩いた。六甲山ほどで…

東京センチメンタル・サイクリング

明日の筑波大学での講義に備えて東京の実家に戻っています。一日動き回りました。 杉並中央図書館、代官山でシェル美術展(卒業生の佐藤朋子氏の入選作を見に)、恵比寿の東京都写真美術館で横須賀功光展、目黒のNTT出版で佐々木さんと仕事の打ち合わせ(…

resfest2005

神戸アートヴィレッジセンターへ、デジタル映像の祭典「resfest2005」を見に行く。時間の関係で最初のプログラムのみ。

腐ったミカンを放り出せ

今知ったんだが、浅野健一教授(同志社大学社会学部メディア学科)のセクハラはひどいな(リンク先記事が事実だとすれば)。やれやれ。これも匿名報道にしろというかしら。この学科がつぶれる方に2000カノッサ。http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/…

メディア文化と物語享受

テレビ・アニメーションに「仕掛けられた」読みの在り方を、「ドラえもん」、および、「愛の若草物語」を素材にして読み解く。著者自らアニメの絵コンテおこしを行った力作。楡出版という出版社は初耳です。

他山のゴミ

最近またワイドショーでゴミ屋敷の話をやっている。なんでも元NHKのカメラマンで、郡山に4軒の家を所有し、すべてをゴミ屋敷にしているそうな。このゴミ屋敷の映像を見るたびに、自分の家はああはしないようにしようと誓うのだけれど、私も「もったいな…

これを英語で言えますか(正・続)

積ん読してあったのを通読した。通読したからって暗記できるわけでないのがツライところだが。特に正巻の方には面白い単語が多く載っている。続巻のほうは、「残り物」といった感じだが、アメリカ48州(50州からハワイ・アラスカを除く)の覚え方は秀逸…

乱歩地獄

「乱歩地獄」を見てきた。100点満点だったら55点くらいかな。どこがいけないのだろう。4本のオムニバスで、いずれにも浅野忠信が熱演している。最初の「火星の運河」がもっともマシか。時代考証がめちゃくちゃで、服装はほぼ現代だし、携帯電話などが…

ITメカニズムの経済分析

IT投資が生産性の向上に寄与するのかどうかは、研究者のみならず、実務家・ビジネスマンにとっても関心の深いところで、この著作はその問題に経済学の立場から真摯に取り組もうとしている。だが、資料の不足および課題の困難さ(IT投資が生産性に影響を…

夜8時過ぎまで会議、その後、会議で一緒だった音楽表現の田村助教授(作曲家)と一緒に、斉田学科長に六甲道で焼き鳥をおごってもらう(ごちそうさまでした)。

買ってみた

講談社から出た新しい雑誌「クーリエ・ジャポン」、480円とさほど高くもないのでちょっと買ってみた。海外メディアからの情報を再編集したもの。本家はフランスの「クーリエ・アンテルナショナル」で、確かに、アメリカ発の情報を相対化するのに意味があ…

最近読んだ本

八尋茂樹『テレビゲーム解釈論序説』 テレビゲームの引き起こす問題を、個々の問題の解釈にまで踏み込んで論じた大部の著書。ゲームの中の恋愛、海外への翻訳・移植の際の改変、赤川次郎作品のゲーム化の特徴、音楽ゲーム、語学ゲーム、ポルノゲームなど、個…

地理情報学入門

GIS(地理情報システム)の入門書。私は地理も情報も好きだが(当然GISも)、この本はダメだ。五人の共著だが、一貫性がなく、中身は薄く、安直に作られている。東大出版会にもダメ本はある。もっと安っぽい出版社が出しているGIS本の方がまし。

どうでもいいじゃないか、皇族の結婚。そんなことを長々とニュースで扱うな。

新書3冊

「アニメーション学入門」・・・まとめとしてはよい本だ。 「夏目漱石「こころ」を読み直す」・・・良くも悪くも「中庸」。 「哲学者の誕生」・・・これは驚異的な本だ。資料が散逸してしまっている、ソクラテスやソクラテス以前の「哲学」がいきいきと描か…

TechGnosis

タイトルは(見れば分かるが)、テクノ(技術)とグノーシス(霊知、グノーシス派)とを足したもの。情報技術の進展の背後にある神話や、グノーシス的なものを探る。サイバースペースはアインシュタイン空間をも超えたものであり、そこは「メタフィジックス…

ヒッチコック 映画術

かなり大部の本だが、ここのところちびちび、惜しむように読み続けていて、今日読み終わった。映画・映像を作ろうとする人には必読書である。ヒッチコックが経験から得た知識・技能が惜しみなく、対談相手のトリュフォーによって引き出されている。

大学院再編についての委員を引き受けたおかげで、とにかく会議が増えてやりきれない。水曜は学科運営会議に臨時教授会、今日また大学院再編委員会だ。文部科学省の顔色をうかがいながらうちの大學の本部が動き、本部の顔色をうかがいながら各学部が動く。上…

世界写真史

飯沢耕太郎氏の編だが、飯沢氏は表に出ず、気鋭の執筆者に任せている。授業用に目を通した。細かいことだけれど、巻末の年表の図録の、2と3(タルボットとバヤール)が逆になっているので要注意。

成熟社会

デニス・ガボール(林雄二郎監訳)『成熟社会』講談社、1973年。 ホログラフィー開発者でノーベル物理学賞も受賞した著者による未来論。原著は1972年。これもISBNなし。その他の未来論と共通した部分も多いが、独自の特徴もある。後にブームになった…

神戸100年映画祭へ。成瀬巳喜男監督の「放浪記」を見に行く。原作は当然林芙美子。林芙美子は、元祖だめんず・うぉーかーだな。顔のいい、しかし身勝手な男たちに次々振り回される。最後は一応、功なり名遂げたところで終わっているけれど。

ショック

本田美奈子が38歳で、白血病で亡くなる。ショックだ。アイドル歌手から本格派のミュージカル歌手・女優に転進を遂げられる人は稀だ。いったい何人の賞味期限切れのアイドルが、自分の道をつかめぬままに消えたことか。

三田へ

三田という地名の読み方で、関東人か関西人かが分かる。そう、「みた」と読むのが関東人で、「さんだ」と読むのが関西人。慶応のキャンパスがあるのが「みた」で、関学の総合政策学部があるのが「さんだ」。今日の舞台は「みた」ではなく「さんだ」です。 叔…