2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

西東京市

午前中は西武新宿線に乗って川越市に行き、博物館などを観光。古い蔵などが多数残っている。午後は西東京市役所(田無庁舎)で地域情報化政策の取材。

久しぶりに東京の実家へ戻る。NTT出版で仕事の打ち合わせ。その後、ワタリウム美術館で「ナム・ジュン・パイク」展。夜は神田に回って、情報通信政策セミナーのフォーラムへ行き、グーグル日本支社長・村上氏の講演を聞く。内容はここに詳しく載ってます…

日本企業のネットワークと信頼

大学院時代の「先輩」というべき若林直樹さんの著書。日本の長期的な企業間関係を、社会ネットワーク論の観点から解明しようとしている。理論面と実際の企業調査の結果がやや不整合という印象を受けるが、意欲作であることは間違いない。

素数の音楽

素数の並び方にはパターンがあるのか、素数の数を正確に数式で予想できるのか、こうした問いにとらわれた数学者たちの活躍を描く。いいな、数学者って。

ベンヤミンの使命

これもあまりよくない。三原弟平さんの本は、カフカ論はいいのだが・・

ベンヤミンの問い

今村仁司氏の著作。いまいち。

システィナ礼拝堂とミケランジェロ

正直私は、ミケランジェロのことを、立派な芸術家というぐらいしかほとんど知らなかった。本書は、博士号を持つ作家が描いたミケランジェロの実像。人間嫌いでラファエロと不仲、教皇への不満や不信、そして、金をせびる父親、フィレンツェから就職の世話を…

研究費スキャンダル

早稲田大学の松本和子教授による、研究費不正使用が問題となっている。金額の1500万円というのもわりと大きな額であるし、それを投資信託していたのも、私的な流用ではないかとの疑惑を呼んでいる。 私の意見を言うと、実際に研究に使っているものなら、…

インターフェース革命

この本でインターフェースというのは、パソコンの画面のことではなく、企業が顧客と接する「サービス・インターフェース」のことを指す。情報革命によってサービスについても機械化・効率化が進んでいるが、その中で競争を勝ち抜くにはどうしたらよいか、実…

ちょっと残念

先日GLOCOMの『智場』から原稿依頼があったので準備していたら、今日になってこんなメールが。 さて、先日お願い申し上げました小誌へのご寄稿についてですが、内部事情により、次号の発刊が未定となってしまいました。具体的な理由としましては、小誌の編集…

日銀の福井総裁は実直そうな風貌だが、ウラであんな利殖をしていたのか。減給3割、6ヶ月では足りないよ。減給9割くらいでちょうどいい。キャピタル・ゲインは国庫に返納。東京地検はインサイダー取引で福井氏を逮捕できないだろうか。

ベンヤミン・コレクション3冊読了。

むかつく

昨日も述べた翻訳関係で、バウハウスの関連図書を調べようとアマゾンで和書を検索したら、バウハウスというアイドルやらなんやらの写真集を出している出版社があるらしく(初めて知った)、そこから出ている本ばかりが上位に並び、全体でも千冊以上だ。参っ…

最近はベンヤミン

NTT出版から依頼された翻訳「サイバーシティーズ」を先月から訳し始めているのだが、参照しなくてはならない本が多くて結構面倒だ。特にベンヤミンからの引用が多い。私はこれまで、ベンヤミンをあまりきちんと読んで来なかった。「複製技術時代の芸術作…

『パリ モダニティの首都』

『ポストモダニティの条件』などで知られる批判的地理学者ハーヴェイによる、19世紀パリ論。抽象的な議論の方を好む人かと思っていたが、このような地誌的、歴史地理的な仕事もしている。本書では、短い第一部は1830年七月革命から48年第二帝政のパ…

トリック2

トリック劇場版2を見に行った。肝心のトリックがつまらず、その点で1に劣る。但し、準主役級のゆーとぴあ(よろしく、ね)を初め、懐かしいお笑いタレントの名前があちらこちら(特に選挙ポスター)に出てくるのには感激する。ミスター梅介とか、怪物ラン…

『道路の決着』

もちろん、道路公団の民営化問題を扱った書。猪瀬氏の本を読むと猪瀬氏が正しいように、桜井よし子の本を読むと猪瀬氏が間違っているように思えてくる。私は猪瀬氏の側に立ちたいのだが・・・。内田道雄道路公団副総裁(当時)や、他の民営化推進委員会委員…

『貨幣の複雑性』

貨幣論は経済学のみならず思想においても一つの重要なトピックであるが、本書はコンピュータ・シミュレーションを用いて貨幣の発生を考察している点に特徴がある。特に第三章「貨幣の自成と自壊」が興味深かった。システムサイズN、生産費P、運送費Cをパ…

『テレビと権力』

抽象的なタイトルがついているが、中身はほぼ田原総一朗の自伝。もちろん、つまらないということはない。特に宮沢政権を「倒した」ことになったとされるサンプロの「政治改革発言」の裏側が、田原側の視点から、細かく書き込まれていて興味深い。結局は、ま…

村上龍『半島を出よ(上下)』

しばらく前に話題になった本だが、図書館に行ったらたまたまあったので借りてみた。北朝鮮からの兵士が福岡を占領し、日本国は東京に害が及ばないように九州を封鎖し、福岡人と北朝鮮兵士との間にはなぜか心のつながりが生まれ(ストックホルム症候群)、ア…

叔母が教授をしている関西学院大学総合政策学部へ行き、情報政策や地域情報化政策について、一度限りの講義。ここへ行くのは二度目だが、やっぱり遠い。行きは福知山線の新三田から普通にバスで、帰りはウッディタウン中央まで歩いて神鉄に乗った。

バブル文化論

読みました。日本の若者文化を中心とした80年代文化論。原宿の竹の子族、分厚い就職カタログ、田中康夫や泉麻人、ふぞろいの林檎たち、とんねるず・・・などなど、なつかしい80年代の文化アイテムがちりばめられ、80年代に青春を送った者にとって郷愁…

バブル文化論

明治学院大学の原宏之さん(教養の道)からいただきました。ありがとうございます。これからさっそく読みます。

エレベーター

社長「おい。経費節減はなんとかならんかね」 経理課長「いい考えがありますよ。電気代を節約できます」 社長「どうすんの?」 経理課長「この『シンドラー社製』という大ステッカーを、うちのエレベータに貼るんですよ」 社長「うちのエレベータは四菱電機…

地域メディアの新展開

偉大な先達の一人である、中央大学の林茂樹先生からいただきました。ありがとうございます。地域情報化研究には、こういう事例集が一番役に立ちます。

びっくり館の殺人

綾辻行人の最新作。こども向けということだけど、それを差し引いても、これはダメだ。まったく驚きがない。新味がないので、私でもすぐに犯人とトリックがわかってしまった。唯一の驚きは、ある登場人物の父親が誰かというところだが、こちらの方は全くの憶…

誕生日

今日は私の41歳の誕生日です。朝には母から電話があり「いくつになったんだっけ?」といわれました。生んでおいて覚えていないのでしょうか。 午後から、須磨離宮公園へ。バラもよかったのですが、睡蓮もいいです。

ここのところまた首が痛くなり、近所の病院へ。電気治療などを受け、飲み薬をもらい、痛みはやっと一段落。学校で今日も会議です。写真は背中にくっきりと残った電極の跡。キスマークではありません(会議中に誤解されたかも、薄着だし)。

豊田市

地域情報化政策の取材で豊田市へ。名古屋から行ったのだがけっこう遠い。地下鉄と名鉄を乗り継ぐのだが、790円というのはちょっと高いな。これでは車を使いたくなるだろう。 さて、豊田市は「みちナビとよた」で日経地域情報化大賞を受賞するなど、交通政…

情報の私有・共有・公有

名和小太郎氏の新刊。編集者の佐々木元也氏からいただいた。名和氏の本はほとんど外れがない。著作権のゼロベースでの問い直し、「ほどよいコモンズ」を提案する。