2012-09-20 頭の中は最強の実験室 book 哲学、数学、物理学などで行われてきた「思考実験」を紹介するもので、良書。「チューリング・テスト」「水槽の中の脳」「モンティホール・ジレンマ」など、大学生なら知っておいてもらいたいものだ。特に興味深く読んだのは、実験ファイル18の、「ハイゼンベルクのγ線顕微鏡」。「γ線顕微鏡」での観察において1つの電子の位置と運動量を同時に測定できないという「不確実性」と、本来の状態における「不確実性」とは、別物なのだという。もっともハイゼルベルク自身も、1929年まで、この両者を混同させるような説明をしていたというのだが。