アニメとプロパガンダ

まだ若いフランスの歴史家による、第二次大戦時におけるアニメのプロパガンダ利用を詳しく追究した著作。第一章、枢軸国、第二章、フランス、第三章、連合国という三章構成。ヘンリー・フォードのナチズムへの共感などは、目を背けたくなるが、知っておかねばならない。ディズニーも、プロパガンダを多く作っている。そして、戦後は平和を訴えたノーマン・マクラーレンも、戦時債権の購入を呼びかけるプロパガンダ作品を作っているのである。
アニメとプロパガンダ