計算機と脳

ちくま学芸文庫の自然科学(青い背表紙)はなかなかよい本を出してくれる。本書の初版は、50年近く前にラティスという小さな出版社から翻訳が出ているのだが、第2版の翻訳は初らしい。ノイマンがシリマン講義のために準備していたノートが元(病魔に倒れ実際の講義はなされなかった)。この版ではチャーチランド夫妻(私はどんな人か知りません)の序文がついているのだが、この序文を、解説の野崎昭弘氏が「まったくわかっていない」と切り捨てているのも面白い。
実質100ページで、1000円という価格設定は、ちょっと高いか?
計算機と脳 (ちくま学芸文庫)