遂行理論とゲーム理論

前半はゲーム理論の教科書風だが、後半は遂行理論(厚生的な観点から、最も望ましいと考えられる社会的選択を、あるメカニズムの均衡として達成しようとする理論)の観点から、「部分ゲーム完全均衡」概念の導入や、公共財の価格決定が論じられる。宇沢弘文氏など、数学科出身の経済学者は多いが、著者もその一人。
遂行理論とゲーム理論