2010-12-02 著作権2.0 book 元技術者の法学者、名和小太郎氏の著作だが、70歳から数えて14冊目という多作ぶりには本当に驚く。私もそのような晩年を送りたいものだ。 本書はタイトルからわかるとおり、デジタル時代の新たな著作権制度のありかたを模索するもので、「オプトインからオプトアウト」「無方式から登録制」「保護期間の短縮」「著作権を評価・編集する権利の創設」「補償金制度の再編成」「公正利用の条件の明確化」「侵害者への対応」などが提案されている。巻末で俳句の例が出てくるのも面白い。