記号と再帰

本年のサントリー学芸賞受賞作。プログラミング言語から記号論を考え直す、意欲的かつ学際的な著作。ソシュールによる二元論と、パースによる三元論を新たな角度から捉えなおすなど、知的な興奮に満ちている。ただ、章によっては密度が低く退屈な個所もあって一定しない。
記号と再帰: 記号論の形式・プログラムの必然