漢字文化三千年

京都大学のCOEプログラム「東アジア世界の人文情報学研究教育拠点」主催シンポジウムを基にした論文集。「漢字のはじまり」「木簡が語る漢字学習」「漢字のシルクロード」「蔵書が開いた近世(宋版の役割)」の四部構成。それなりに興味深い論文もあるけれど、この本全部がいわゆる旧字体を使っていて、読みにくい。そのような美意識からなのだろうが、一般人を文化から遠ざけているとしか思えない。
漢字文化三千年