物語論で読む村上春樹と宮崎駿

物語構造論の中に、村上春樹宮崎駿の作品をあてはめて読み解いて行く。「構造しかない」からこそ、彼らの作品がグローバルに流通し得たというのが著者・大塚氏の主張。「風の歌を聴け」が、「死者たちとの邂逅」によって主人公が「作家」になる、という構造に還元されてちょっとショックだ。
物語論で読む村上春樹と宮崎駿  ――構造しかない日本 (角川oneテーマ21)