2018-01-02から1日間の記事一覧

デザインド・リアリティ

われわれが生きる「デザインされた世界」を、店員によるオーダー処理や、コスプレ、プリクラ、童貞などをテーマにして心理学的に考察する。

統計学の日本史

名著「基本統計学」などで知られる統計学者が、歴史の方へと歩みを進めた。福沢諭吉、大隈重信、杉亨二、阪谷芳郎などが論じられるが、中でも、森鴎外が加わった、「統計」という用語法に関する論争が詳しく紹介されていてとても面白い。

ヴァナキュラー・モダニズムとしての映像文化

早稲田大学の長谷正人教授による映像論集。書き下ろしがないのが残念ではあるが、著者が各所で書いた17本の論文・エッセイがほぼそのままの形でまとめられている。ヴァナキュラー(土着的な)モダニズムというのは、元はミリアム・ハンセンの用語法だそう…