2009-12-26から1日間の記事一覧

理趣経

真言宗に属する密教のひとつ「理趣経」の解説書。私はほとんど仏教書を読まないが、立花・佐藤のブックガイドに載っていたので読んでみた(上の本もそうだが)。もとのサンスクリット語にいかに変な漢字を当てているかも興味深い。

ラジオの戦争責任

著者の専門は経済思想史のようで、畑違いだがおもしろく出来上がっている。テレビ普及以前には確かに、ラジオはメディアとして大きな力を持っていた。本書は、ラジオ(仏教)演説家の高島米峰および友松円諦、ラジオの販売に尽力した松下幸之助、戦争責任を…

大人のための近現代史 19世紀編

「知の技法」的なすっきりとしたレイアウトで、東アジア(日本・韓国・中国)の近現代史を解説する。「大人のための」とついているけれども、むしろ中高生が読むのに適しているのではないか。ただ、いきなり「西洋のパワーズ」という表現で始まるはどうなの…