2007-10-28から1日間の記事一覧

マルクスと息子たち

いずれもデリダの書で、前者が先に書かれ、後者は前者への批判に対する応答(日本語訳は後者が先に出た)。 私はデリダのよい読者ではない(数冊しか読んでいない)ので、前者を読み進めるのは正直なところやや辛かった。フランシス・フクヤマ批判(第2章)…

マルクスの亡霊たち

近所の「姫路文学館」へ行き、車谷長吉と鷲田清一との対談を聞く。2人はいまから二十数年前のバブル期、車谷氏がセゾンの社員だったころ、「現代社会文化研究会」の裏方を担当しており、その会に鷲田氏が参加していたという間柄。 車谷氏が約2200枚の原…