コード・アンノウン

ミヒャエル・ハネケ監督作品。ハネケの作品にしては、画面からシャープさがやや失われているように感じるが、緊張感は保たれている。パリの女優を主人公に、それを取巻く人々や事件を、差別問題を絡めながら描いているが、群像劇であるのに、結局最後まで話が交わったり収束しないのが特徴。