の構造

科学にもブームがある・・・。本書は静岡県立大学で教授を務めた著者が、『沈黙の春』でも話題となった殺虫剤DDTと、米日における「ナノテクノロジー」を対象として、ブームがどのように始まり、どう推移したのかを振り返る。科学技術というと一般人は「敬して遠ざける」傾向が強いと思うけれど、科学とて人間の営み、批判的な視線を向けることが必要なのである。もっとも、STAP細胞騒ぎで幻滅もまた広がっているが・・・