安倍政権の罠

タイトルからは、安倍政権への厳しい批判が書かれているものと想像してしまうが、むしろ本文はきわめて冷静・抑制的であり、むしろ応援しているように感じられる個所もないわけではない。議題を単純化してしまうメディアの側を批判する箇所もあり、また、消費税上げにもむしろ賛成している。第五章で、電力会社がスポンサーの番組では、露骨に「反原発」のゲストを外すという話が生々しく書かれていて、その方が印象に残った。