ノスタルジア、ストーカー
元町映画館に行き、タルコフスキー作品を2本、はしごした。
「ノスタルジア」は、ソ連生まれでイタリアに行った作家が主人公。自伝的要素が強いのか、予備知識なしに見ても分からないところもあるのだが、「水」「火」といったタルコフスキーのモチーフが繰り返し現れる美しい作品。「ストーカー」はSF的な設定なのだが、むしろ思想的な側面が強い。2時間半はやや長いのだけれど、充実して映画体験が楽しめる。「ストーカー」とは、「つきまとう人」のことではない。ここでは、立ち入りが禁止された「ゾーン」の中の、特別の「部屋」(そこに行くと願望が叶うとされている)へと客を案内する役目の人。今回「ストーカー」は、物理学者である「教授」と、流行作家の二人をその「部屋」へと案内するのだが、インテリ二人はその過程でさまざまな論争、言い合いをする。往路ばかりで復路のシーンがないので、最後はややあっけない印象も受けるのだが・・・
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