危ない!人権擁護法案

人権擁護法案」について、私はあまり詳しくなかったのだが、副題に入っている「監視社会」という文字に反応して読んでみた。

Wikipediaでは以下の通り。 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E6%A8%A9%E6%93%81%E8%AD%B7%E6%B3%95%E6%A1%88

本書はタイトル通り、「人権擁護法案」に反対するもの。執筆者は概ね、反左翼、反「民主党」、反「公明党」の、保守系の人々。櫻井よしこ平沼赳夫長谷川三千子といった名前から分かるだろう。そこに、漫画家の業田良家氏のように、「表現の自由」への侵害をおそれる人が加わっている。
確かに、この法案には問題が多い。表現の自由が失われる恐れがあり、また、人権擁護委員会が新たな権力組織となるおそれがある。この法案を推進する側には、部落解放運動や、外国人参政権を求める人々、それを後押しする創価学会公明党がいるというのも事実だろう。さらにそこに、野中広務や、その協力者である古賀誠与謝野馨などの人脈が絡んでいる。
だが、この反対者の顔ぶれもどうにも、賛同する気にならない人が並んでいるのは確かだ。彼らは概ね、度を越したナショナリストであり、自分が踏みつけている人への想像力を欠いているのではなかろうか。
危ない!人権擁護法案 迫り来る先進国型全体主義の恐怖