世界を騙しつづける科学者たち 下

下巻で扱われるのは、二次喫煙、地球温暖化、DDT(レイチェル・カーソンが批判した農薬)。著者たちはいずれも、これらのものが「悪」と科学的に判定されているとし、それに異議を唱える側を批判している。
地球温暖化」については、私は「二酸化炭素が原因で地球が温暖化している」という見方には懐疑的なので、IPCCに盲従する著者たちの態度は納得できない。但し、客観的な科学を金の力で歪めようとする輩がいるのも事実。これは悩ましい問題ではある。
世界を騙しつづける科学者たち〈下〉