フラット・カルチャー

「フラット化した」と言われる日本文化のさまざまなあり方を、若手を中心とした執筆者で、41項目に渡って論ずる。項目の選択も、なかなか興味深い。「カフェ」「ユニクロ」に始まり、「ググれカス」「やおいとBL」などが含まれている。南後由和氏の「建築とデザイン」で、首都圏のデザイナーズ・マンションの狭さを再認識させられた。平均で44平米なんて・・・。
巻末は社会学自体を問いなおすような北田暁大氏や佐藤俊樹氏の論文で締められている。編者の遠藤知巳氏が序論を書いているのだが、「90年代以降に登場したサブカルチャー論や情報社会論」(p.27)という記述はいただけない。サブカルチャー論のことは知らないが、情報社会論は1960年代に登場した、日本の「お家芸」なのに・・・
フラット・カルチャー―現代日本の社会学