2008-10-22 貨幣の思想史 book 前半はまあ経済思想史か。ペティ、ケネー、ロック、スミス、リカード、マルサスとビッグネームが並ぶ。だが七章ではモーゼス・ヘスの「貨幣廃絶論」が取り上げられ、人間の尊厳を打ち崩すものとしての貨幣に焦点が当てられる。その後はヴァイトリング、シュティルナー、マルクス、ケインズという展開。