国立国際美術館(大阪・中ノ島)に行き、「美術と映像」展を鑑賞。映像2プログラム。Bプログラムでは、勅使河原宏の「北斎」「ジャン・ティンゲリー」、羽仁進の「絵を描く子どもたち」、松本俊夫の「銀輪」「白い長い線の記録」。勅使河原の2作品は面白かったが、羽仁作品は半ば寝てしまった。松本俊夫の「銀輪」は自転車をモチーフにしたもので、一部では日本の実験映像の草分けとされている。「白い長い線の記録」は、ある意味タイムリーで、1950年代の日本の発電量の発展をテーマにしている。
Aプログラムは海外作品。フェルナン・レジェの「バレエ・メカニック」、ルネ・クレールの「幕間」(生ピアノ伴奏付き)、アンリ・ショメット「純粋映画の5分間」、ジェルメーヌ・デラックの「貝殻と僧侶」そしてオスカー・フィッシンガーの「習作7」「習作8」。この中で最も面白かったのは最後のフィッシンガー作品であろうか。YouTubeにあるものをいくつか張っておきます。