究極の選択

選挙結果を見た。予想以上に民主党議席が減っている。しかし、第一党になったとはいえ、自民党も勝利とは言えまい。得票総数では民主党の1845万票(比例区)に対し、1407万票(比例区)と大きく水を開けられている。自民党が勝ったのは、要するに田舎中心の一人区で競り勝った選挙区が多かっただけのこと。都心部での退潮は覆うべくもない。
一昔前、「究極の選択」というクイズがはやった。いやなもの二つから無理やり選択させる、というものである。自民と民主も、究極の選択になり果てたのかもしれない。「みんなの党」が出馬しているところには、ある程度の票が流れたが、そうでない選挙区では民主批判票が自民に流れたということだろうか。