あしたは参議院議員選挙か。選挙結果にはもちろん興味はあるが、さて自分がどこに投票したらよいのか、本当に悩んでいる(決めてもこのブログで発表するつもりはないが)。自民党や公明党に投票するつもりは皆無なので、民主党にするのか(うちの選挙区は民主党は2人、現職と新人の「小沢ガールズ」がいるので、そのどちらにするかという問題もある)、それとも新党のどこかにするのか、あるいは既存の革新系政党にするのか、といったところが選択肢だが、何が日本のためになるのか、分からない。困った。
新聞消滅大国アメリカ
NHK「クローズアップ現代」の、『変わる巨大メディア・新聞』の回を制作した著者が、その時の取材を核として新書にまとめたもの。売上げおよび広告収入の減少と、それに伴う記者のリストラや、新聞社自体の破綻まで、多くの事例が取り上げられている。特に、米国を代表する新聞の一つであるニューヨーク・タイムズの苦境や、トリビューン・グループの破綻はショッキングだ。
新聞の破綻とジャーナリズムの破綻とはイコールではないが、権力の監視という機能をこれまで担ってきた最大のメディアが新聞であったのも事実。テレビやインターネットにその代替ができるのか、不安は確かにある。しかし時代は確かに動いてしまったのだ。
言及されている論文「新聞は重要か」。地元新聞のなくなった町で政治への関心低下などが起きたことを示す。
http://wws-roxen.princeton.edu/wwseconpapers/papers/dp236.pdf