産経新聞ニュースより

切り裂きジャック」起訴 売春婦3人殺害容疑の研究者
2010.5.29 11:12

ティーブン・グリフィス被告(ロイター) 【ロンドン=木村正人】英イングランド北部ブラッドフォードで、売春婦3人を殺害したとして、ブラッドフォード大学の犯罪学の博士課程で19世紀の猟奇事件「切り裂きジャック」など連続殺人事件を研究していた男が27日起訴された。

 男は社会人大学院生のスティーブン・グリフィス被告(40)。今月21日、地元の売春街で働く女性(36)が失跡。同被告が自宅前で女性を追いかけ、頭をボーガンで撃ち抜く様子が防犯カメラに撮影されていたため、警察は24日、同被告を逮捕。翌25日、バラバラに切断された女性の遺体が川から見つかった。

 近くで昨年6月以降、他の売春婦2人も行方不明になっており、検察官は同被告の犯行と断定した。ブラッドフォードのあるウェストヨークシャー州では1970年代、売春婦13人が殺害された「ヨークシャーの切り裂き魔」事件が起きている。

この事件、知らなかったのだが、大いに驚いた。研究するうちに自分でもしてみたくなったのだろうか?本家の「切り裂きジャック」が13人殺していたことを考えると、監視カメラによって逮捕されなければ、この男も同じくらい殺していたことも考えられる。
切り裂きジャックといえば、パトリシア・コーンウェルが私費でDNA鑑定を行い、当時有名であった画家のウォルター・シッカートがその正体だと推理したことが知られているけれど、この説はどのくらい信憑性が認められているのだろう。ちょっと気になる。

電子書籍の衝撃

ジャーナリスト佐々木利尚氏の著作。出版界より一足先にネット配信が一般化した音楽業界を導きの糸としながら、電子書籍の普及で何が起きそうなのかを推定し、また、日本の出版業界の置かれた状況と、その病巣を抉る。自分でISBNを取得できることは、私は知らなかった。学術書は特に、セルフ・パブリッシングを考えてなければならないかもしれない。しかし、ケータイ小説を肯定的に捉えている(らしい)ところの記述には、やや違和感を持った。
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