『百科全書』と世界図絵

著者は「翻訳仏文法」で知られる人だが、67歳にして初の論文集ということだ。タイトル通り、百科全書についての話が中心なのだけれど、その他、かなり昔のものまで含めて種々雑多なエッセイが含まれている。著者のフランス時代の指導教官であった、プルースト教授の逸話もおもしろい。コツコツすることの大切さが、全編を通じて強調されている本だ。
『百科全書』と世界図絵