2016-06-03 地形で謎解き 「東海道本線」の秘密 book 著者は中公新書から、「東京歴史散歩」シリーズを何冊も出しているが、本書のテーマは東海道本線。なぜ現在の径路を取るにいたったのか、東京から神戸までの旅程に沿って興味深い話が展開する。まだ東海道本線が御殿場回りだったころ、急こう配が控える山北駅には700人以上の鉄道員が働いていたといった、驚くべき事実が書かれている。ちなみに山北町という長名も、駅名からとられたものという(元は川村。山北は駅周辺の小字)。